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REHABILIぐだンド ぐだ♂童貞なぐだと淫蕩ンド様のちょっとした攻防戦
アンスリュームお題 花言葉から「情熱」
藤丸は動揺した。
一度廊下に出て、ここが自分の部屋であることを確認したくらいには気が動転している。
(な、なんでインドラ様がオレのベッドに?)
何度目を擦ってみても、藤丸の部屋ですやすやと寝息を立てているのはインドの雷霆神インドラだ。鬼の素材集め疲れによる幻覚ではない。
部屋に上がり込まれることには慣れてきたが、彼がベッドに寝ていたのは初めてのこと。長い足を折り畳んで、実に窮屈そうである。
思わず忍び足でにじり寄る。酔っているのかほんのり染まった頬、力の抜けた顔は幼く見える。よほど深く眠っているのか起きる様子はない。
(う、うわぁ。本当に寝てる)
美しい寝顔に、藤丸は歓喜の声を上げそうになった。慌てて口元へ手を押し当てたが、興奮のあまり震えてしまう。
2491藤丸は動揺した。
一度廊下に出て、ここが自分の部屋であることを確認したくらいには気が動転している。
(な、なんでインドラ様がオレのベッドに?)
何度目を擦ってみても、藤丸の部屋ですやすやと寝息を立てているのはインドの雷霆神インドラだ。鬼の素材集め疲れによる幻覚ではない。
部屋に上がり込まれることには慣れてきたが、彼がベッドに寝ていたのは初めてのこと。長い足を折り畳んで、実に窮屈そうである。
思わず忍び足でにじり寄る。酔っているのかほんのり染まった頬、力の抜けた顔は幼く見える。よほど深く眠っているのか起きる様子はない。
(う、うわぁ。本当に寝てる)
美しい寝顔に、藤丸は歓喜の声を上げそうになった。慌てて口元へ手を押し当てたが、興奮のあまり震えてしまう。
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REHABILIジュオイン意図せずしたキス待ち顔を指摘され焦るンド様の小話。
アレカヤシお題 花言葉から「元気」
アルジュナオルタが自室を訪ねてきた時、インドラは、今日も口内を貪られるのだと憂鬱になった。
アルジュナオルタは日頃から、魔力が枯渇すると無理矢理口づけをしてくる。本人曰く、『貴方の魔力が心地よいので』とのことだ。
親を見て口を空ける雛鳥のようなものなのだろう。
(とはいえ、親子としてこれはどうなんだ?)
口を合わせる度、存外真っ当なインドラの倫理観が疑問を投げかけてくる。
もう一人のアルジュナも毎回止めようとしてくるし、阻止失敗の度苦しそうに胃を押さえていた。インドラとしても、アルジュナが身体を壊す前には、なんとかこの給餌もどきを止めさせたいとは思う。
しかし、バーサーカー故の燃費の悪さでアルジュナオルタは慢性的に魔力へ飢えている。そんな息子を憂慮しているのも事実だ。
2457アルジュナオルタが自室を訪ねてきた時、インドラは、今日も口内を貪られるのだと憂鬱になった。
アルジュナオルタは日頃から、魔力が枯渇すると無理矢理口づけをしてくる。本人曰く、『貴方の魔力が心地よいので』とのことだ。
親を見て口を空ける雛鳥のようなものなのだろう。
(とはいえ、親子としてこれはどうなんだ?)
口を合わせる度、存外真っ当なインドラの倫理観が疑問を投げかけてくる。
もう一人のアルジュナも毎回止めようとしてくるし、阻止失敗の度苦しそうに胃を押さえていた。インドラとしても、アルジュナが身体を壊す前には、なんとかこの給餌もどきを止めさせたいとは思う。
しかし、バーサーカー故の燃費の悪さでアルジュナオルタは慢性的に魔力へ飢えている。そんな息子を憂慮しているのも事実だ。
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REHABILIぐだンド ぐだ♀疲れちゃったぐだを不器用に甘やかすンド様の小話。
アルストロメリアお題 花言葉から「未来への憧れ、持続」
トンッと軽い衝撃。
「んんぅ……?」
目を閉じ瞑想(熟睡)していたインドラは、馴染みのある気配にうっそりと瞼を上げる。
まず見えたのは、藤丸の自室の殺風景な天井。先ほどまで浴びるほど呑んでいたからか、たいへんに酒臭い。自身の行いのせいであることを棚に上げインドラは眉を寄せる。
そのまま視線をゆるゆると下へ向ければ、インドラを眠りから引き戻した要因が目に入った。
寝台へ腰掛ける神の膝へ無遠慮に乗り上げ、胸元へと顔を押し付けている不届き者は、この部屋の主である藤丸だった。安堵のようなため息をついているオレンジ頭を、片手で軽く押す。
「はぁ」
「おい、許可なく神の膝に乗るな。不敬だぞ」
1312トンッと軽い衝撃。
「んんぅ……?」
目を閉じ瞑想(熟睡)していたインドラは、馴染みのある気配にうっそりと瞼を上げる。
まず見えたのは、藤丸の自室の殺風景な天井。先ほどまで浴びるほど呑んでいたからか、たいへんに酒臭い。自身の行いのせいであることを棚に上げインドラは眉を寄せる。
そのまま視線をゆるゆると下へ向ければ、インドラを眠りから引き戻した要因が目に入った。
寝台へ腰掛ける神の膝へ無遠慮に乗り上げ、胸元へと顔を押し付けている不届き者は、この部屋の主である藤丸だった。安堵のようなため息をついているオレンジ頭を、片手で軽く押す。
「はぁ」
「おい、許可なく神の膝に乗るな。不敬だぞ」
agekinakomoti
REHABILI※メンヘラ👁️の🌊←👁️、幸せじゃないです。文字書くの得意じゃないから読みづらかったらすみません🙏🏻
ワンドロに投げるまでもないものなのでこちらに。
無題気付いてしまった。出来ることならば、気付きたくはなかった。
あまりにも無慈悲なその目線の行き先に。
今、私と会話をしているはずなのに。なんでそんな顔で、なんでそんな目で。………嫌なヤツだ。なんて感情を持ってしまっているのだろう。違う、こんなのは私じゃない。
「面影、聞いてるのか?」
「あ、あぁ…もちろん聞いてるよ」
聞いてはいる。その声が私に向いているのだから聞かない訳が無い。でも君は私を見ていないじゃないか。君こそ本当に私の話を聞いているの?
「向こうが気になる?」
「え?いや別に…」
嘘だ、気になるくせに。モヤモヤした気持ちが募る。
「私との話は後でも出来るし、向こうに混ざってきてもいいんだよ」
ここで自分を優先してくれるか、なんて彼を試すことも、あの目線に気づかなければ絶対にしなかった。気づいてしまった私が全て悪い。何故こっちを見てくれていないの。
819あまりにも無慈悲なその目線の行き先に。
今、私と会話をしているはずなのに。なんでそんな顔で、なんでそんな目で。………嫌なヤツだ。なんて感情を持ってしまっているのだろう。違う、こんなのは私じゃない。
「面影、聞いてるのか?」
「あ、あぁ…もちろん聞いてるよ」
聞いてはいる。その声が私に向いているのだから聞かない訳が無い。でも君は私を見ていないじゃないか。君こそ本当に私の話を聞いているの?
「向こうが気になる?」
「え?いや別に…」
嘘だ、気になるくせに。モヤモヤした気持ちが募る。
「私との話は後でも出来るし、向こうに混ざってきてもいいんだよ」
ここで自分を優先してくれるか、なんて彼を試すことも、あの目線に気づかなければ絶対にしなかった。気づいてしまった私が全て悪い。何故こっちを見てくれていないの。
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REHABILIジュナイン息子とサシ呑みで有頂天なンド様と下心のあるジュナの小話。
アルケミラモリスお題 花言葉から「輝き、献身的な愛、初恋」
自室へ用意した長椅子へ座り、晩酌をするインドラ。その傍らには愛する息子、アルジュナの姿があった。
「どうぞ」
「あ、あぁ……」
息子が注いでくれた酒へ慎重に口をつける。逸る鼓動に手が震えそうになるのを必死に抑え込む。
一緒に呑みたいと部屋を訪ねて来てくれたアルジュナに、インドラは極上の気分だった。
そんな主人に気を利かせ、ヴァジュラたちは部屋の外で見張りをしている。つまり、息子と初めてのサシ呑みだ。
邪魔する者も居ない空間に期待は高まる。
(何を話せば良い?最近の調子か、それとも楽しかったできごとか?)
話したいこと、聞きたいことは星の数ほどある。けれど、どうにも照れくさく、インドラはアルジュナへこちらからは声をかけられずにいた。顔を見ることさえ難しく、あらぬ方を向き、たまにチラリと横目で盗み見るのが精一杯だ。
1738自室へ用意した長椅子へ座り、晩酌をするインドラ。その傍らには愛する息子、アルジュナの姿があった。
「どうぞ」
「あ、あぁ……」
息子が注いでくれた酒へ慎重に口をつける。逸る鼓動に手が震えそうになるのを必死に抑え込む。
一緒に呑みたいと部屋を訪ねて来てくれたアルジュナに、インドラは極上の気分だった。
そんな主人に気を利かせ、ヴァジュラたちは部屋の外で見張りをしている。つまり、息子と初めてのサシ呑みだ。
邪魔する者も居ない空間に期待は高まる。
(何を話せば良い?最近の調子か、それとも楽しかったできごとか?)
話したいこと、聞きたいことは星の数ほどある。けれど、どうにも照れくさく、インドラはアルジュナへこちらからは声をかけられずにいた。顔を見ることさえ難しく、あらぬ方を向き、たまにチラリと横目で盗み見るのが精一杯だ。
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REHABILIぐだンド ぐだ♂恋を自覚したくなくて足掻くンド様の小話。
※花吐き病パロ
アリウム・ギガンテウムお題 花言葉から「円満な人柄、正しい主張、不屈の心」
どうにも、気分が悪い。
(酒を呑み過ぎたか?)
インドラは腹部を押さえながら思考する。
神は悪酔いなどしない、と言いたいところだが、今の身体は不慣れな依り代。そういったことが起こる可能性もなくはない。
だが、これといって普段より多く呑んだ記憶はなかった。変わったことをした覚えもないが、強いてあげるならば強化を行ったことくらいか。
「種火と聖杯が揃ったので聖杯転臨させてください」
朝から呼び出されたことには不服を覚えたものの、捧げ物をしたいという殊勝な心がけに免じて不問にしてやった。
にも関わらず、予定ではカルデアで可能な限界値まで強化を行うはずが、確認不足で素材が足りないと中断されてしまったのだ。重ねられた不敬にインドラの機嫌も損なわれる。
2645どうにも、気分が悪い。
(酒を呑み過ぎたか?)
インドラは腹部を押さえながら思考する。
神は悪酔いなどしない、と言いたいところだが、今の身体は不慣れな依り代。そういったことが起こる可能性もなくはない。
だが、これといって普段より多く呑んだ記憶はなかった。変わったことをした覚えもないが、強いてあげるならば強化を行ったことくらいか。
「種火と聖杯が揃ったので聖杯転臨させてください」
朝から呼び出されたことには不服を覚えたものの、捧げ物をしたいという殊勝な心がけに免じて不問にしてやった。
にも関わらず、予定ではカルデアで可能な限界値まで強化を行うはずが、確認不足で素材が足りないと中断されてしまったのだ。重ねられた不敬にインドラの機嫌も損なわれる。
Shinon
REHABILIレテの水底㉒/記憶喪失佐真【終】「俺を切り捨てる覚悟もねぇような奴が、極道の世界で生きていけると本気で思ってんのか」
狂犬が記憶喪失の元飼い主と過ごした、甘くも苦い不毛な日々の話。
全年齢。最終回です。お付き合いいただき本当にありがとうございました!書くのとても楽しかったです。
レテの水底㉒/記憶喪失佐真「先に地獄で待ってるぜ、兄弟」
呪いの言葉を背に受けながら、嶋野はひょいと手をあげひらひらと振ると己が部屋を後にした。
「……佐川…ッはん」
「お前、さ…」
嶋野の足音が遠のいて漸く腕の中の彼をまともに覗き込んだ真島の言葉を遮るように、佐川は嗄れ声で彼を呼んだ。
「よくやった……偉かったよ、ほんと」
それを聞いた途端、不意にどっと全身から汗が噴き出した。佐川の血と己の汗でドロドロに濡れた首元をトントンと震える手で宥められながら、真島は唇を噛む。佐川司に褒められた。実際彼に初めて陰茎を舐められた時の五百倍は驚いて、一千倍は「幻聴か?」と己の耳を疑っている。
「はは、何てツラだよ。やめてよ笑うとあばらが痛ぇんだから」
3498呪いの言葉を背に受けながら、嶋野はひょいと手をあげひらひらと振ると己が部屋を後にした。
「……佐川…ッはん」
「お前、さ…」
嶋野の足音が遠のいて漸く腕の中の彼をまともに覗き込んだ真島の言葉を遮るように、佐川は嗄れ声で彼を呼んだ。
「よくやった……偉かったよ、ほんと」
それを聞いた途端、不意にどっと全身から汗が噴き出した。佐川の血と己の汗でドロドロに濡れた首元をトントンと震える手で宥められながら、真島は唇を噛む。佐川司に褒められた。実際彼に初めて陰茎を舐められた時の五百倍は驚いて、一千倍は「幻聴か?」と己の耳を疑っている。
「はは、何てツラだよ。やめてよ笑うとあばらが痛ぇんだから」
⭐️⭐️⭐️
REHABILI★12/8 下書き追加しました 年内もう一回呉に行こうと思っているので見れたら撮りまくってこようと思います 年明けても行きますが…(ニッコリ※いぶきとか版権二次創作でもなんでもないです
mst464〜
10月の呉イベントで好きを自覚し今や最スキ🚢です
🐳は別枠でスキです 2
chimachimarico
REHABILI起承転結の起しか書けねぇ。フワッフワの軽い話です。駄菓子感覚でどうぞ。このシリーズです↓
https://poipiku.com/1778243/11572119.html
苺妖精さんでノームの4スちゃんは新婚さんで、世界中を旅して回ってます。相棒の手を借りて、動物さんの手を借りて。お仲間を頼ったり。数少ない中には親切な人間さんもいるみたいです。 2728
Shinon
REHABILIレテの水底⑳/記憶喪失佐真「ワシはただ質問さしてもうただけやで。『真島はお前が生きとることをいつから知っとったんや』てな」
狂犬が記憶喪失の元飼い主と過ごした、甘くも苦い不毛な日々の話。
執着十人十色。 1650
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REHABILIぐだンド ぐだ♀仕事が忙し過ぎて思わずいい加減な対応をした結果、ンド様にお仕置きされるぐだの小話
アマリリスお題 花言葉から「おしゃべり、輝くばかりの美しさ」
インドラ神はおしゃべりな質だと思う。
「立香。おまえは神が側近く置いてやっている意味を真に理解しているのか?威光の強さに目を向けられない気持ちも分からないではないが、視線があまりにも低過ぎる。命令だ。今すぐ面を上げ、讃歌を献上せよ」
「いやー、いきなりそう言われましても……」
「む」
自室のベッドにて、インドラに後ろからガッチリと抱きしめられている藤丸は、ワガママ、もとい抗議を受けて苦笑した。
恋人としてはできる限り話を聞いてあげたいし、要望を叶えて甘やかしてあげたいと思う。
だが、残念なことに今の藤丸には時間がなかった。
午後から重要な会議を行う。そこで使う資料を用意しなくてはいけないのだが、重要事項をまとめるだけでも時間がかかってしまっていた。
1976インドラ神はおしゃべりな質だと思う。
「立香。おまえは神が側近く置いてやっている意味を真に理解しているのか?威光の強さに目を向けられない気持ちも分からないではないが、視線があまりにも低過ぎる。命令だ。今すぐ面を上げ、讃歌を献上せよ」
「いやー、いきなりそう言われましても……」
「む」
自室のベッドにて、インドラに後ろからガッチリと抱きしめられている藤丸は、ワガママ、もとい抗議を受けて苦笑した。
恋人としてはできる限り話を聞いてあげたいし、要望を叶えて甘やかしてあげたいと思う。
だが、残念なことに今の藤丸には時間がなかった。
午後から重要な会議を行う。そこで使う資料を用意しなくてはいけないのだが、重要事項をまとめるだけでも時間がかかってしまっていた。
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REHABILIジュナイン聖杯を求め大会へ挑む息子に、ハラハラするンド様の小話。※カプ要素薄めでギャグ寄りです
アマランサスお題 花言葉から「粘り強い精神、不老不死、不滅」
「『大会に優勝して、君も不老不死になろう?』うーん、トンチキの匂いがするなぁ」
「なんとも胡散臭い触れ込みですね」
特異点に訪れたカルデア一行だったが、聖杯に繋がる情報が出てこず、実に平和そのものな様子に苦戦していた。
そこでアルジュナが手に入れてきたのが大食い大会のチラシ。なんでも、優勝賞品である伝説のカレーは食べたことで不老不死になった者も居るとのふれこみだ。
アルジュナの言う通り眉唾物に思えるが、他にめぼしい情報もないと、一行はその大会へ向かうことにした。
(まさかその伝説のカレーとやらの器が聖杯とはな)
観戦席にて酒を呑みながら、インドラは物々しい警備をされた優勝賞品を見る。美しい金の杯。その中には並々と茶色の液体が注ぎ込まれており、芳醇な香りも辺りへ漂っている。
2042「『大会に優勝して、君も不老不死になろう?』うーん、トンチキの匂いがするなぁ」
「なんとも胡散臭い触れ込みですね」
特異点に訪れたカルデア一行だったが、聖杯に繋がる情報が出てこず、実に平和そのものな様子に苦戦していた。
そこでアルジュナが手に入れてきたのが大食い大会のチラシ。なんでも、優勝賞品である伝説のカレーは食べたことで不老不死になった者も居るとのふれこみだ。
アルジュナの言う通り眉唾物に思えるが、他にめぼしい情報もないと、一行はその大会へ向かうことにした。
(まさかその伝説のカレーとやらの器が聖杯とはな)
観戦席にて酒を呑みながら、インドラは物々しい警備をされた優勝賞品を見る。美しい金の杯。その中には並々と茶色の液体が注ぎ込まれており、芳醇な香りも辺りへ漂っている。
Shinon
REHABILIレテの水底⑱/記憶喪失佐真じっくりと死体を検分した結果、『佐川司は死んでいる』という事実を彼は、遂に認めざるを得なかった
狂犬が記憶喪失の元飼い主と過ごした、甘くも苦い不毛な日々の話。
全年齢部分。暴力を匂わせるシーンが含まれます。 1527
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REHABILIぐだンド ぐだ♂ンド様に片思いしているぐだが花束を貰う小話。
アネモネお題 花言葉から「儚い恋、君を愛する(赤)、期待(白)、あなたを待っています(青紫)」
ふとした瞬間脳裏に浮かぶのは、目を開けていられないほど鮮烈な稲妻。
「……はぁ」
タブレットを放り投げ、藤丸は自室の机に顔を伏せる。レポートを明後日までに提出しなくてはいけないが、とても集中できそうにない。
つい最近、自身が雷霆神であるインドラへ抱いている感情を自覚してからというもの、藤丸の心中は嵐の如き大荒れだ。
(自分のこととはいえ、あまりにも無謀過ぎるよなー)
相手は神(の中でも上位な王様)で、女好きで、子供も居て、言葉にしつくせないほど魅力的。
ほぼ一般人である自分がお付き合い出来る余地など微塵も見当たらない。
(気づいた瞬間に破れるなんて、儚過ぎないか、オレの恋)
1730ふとした瞬間脳裏に浮かぶのは、目を開けていられないほど鮮烈な稲妻。
「……はぁ」
タブレットを放り投げ、藤丸は自室の机に顔を伏せる。レポートを明後日までに提出しなくてはいけないが、とても集中できそうにない。
つい最近、自身が雷霆神であるインドラへ抱いている感情を自覚してからというもの、藤丸の心中は嵐の如き大荒れだ。
(自分のこととはいえ、あまりにも無謀過ぎるよなー)
相手は神(の中でも上位な王様)で、女好きで、子供も居て、言葉にしつくせないほど魅力的。
ほぼ一般人である自分がお付き合い出来る余地など微塵も見当たらない。
(気づいた瞬間に破れるなんて、儚過ぎないか、オレの恋)
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REHABILIジュオイン息子のことが心配だけど上手く声をかけることができないンド様の小話。
※1h
アセビお題 花言葉から「清純な心、犠牲、献身」
「っ……!(アルジュナ!)」
廊下でばったりとアルジュナ・オルタに出くわしたインドラは緊張と期待から息を詰める。もう一人のアルジュナと会話することには多少、ほんの少しは慣れたものの、こちらの息子とは挨拶くらいしかまだできていない。
特に今の彼は神に一番近い状態の再臨。口数が少なく、表情も乏しい。何を考えているのか判断する手立てがあまりにも少なく、子供との触れ合いに不慣れなインドラにはハードルがあまりにも高い相手だ。
(な、何を話せば良い。天気か?いや、今の地球でそれは無意味だ。では、近況を?)
チラリと視線を向けるだけで何も言わない息子に口腔内が乾いていく。早く何か言わなければまた一言も交わさないまま終わってしまうことだろう。それは嫌だ。
1309「っ……!(アルジュナ!)」
廊下でばったりとアルジュナ・オルタに出くわしたインドラは緊張と期待から息を詰める。もう一人のアルジュナと会話することには多少、ほんの少しは慣れたものの、こちらの息子とは挨拶くらいしかまだできていない。
特に今の彼は神に一番近い状態の再臨。口数が少なく、表情も乏しい。何を考えているのか判断する手立てがあまりにも少なく、子供との触れ合いに不慣れなインドラにはハードルがあまりにも高い相手だ。
(な、何を話せば良い。天気か?いや、今の地球でそれは無意味だ。では、近況を?)
チラリと視線を向けるだけで何も言わない息子に口腔内が乾いていく。早く何か言わなければまた一言も交わさないまま終わってしまうことだろう。それは嫌だ。
anZNfsm6NJ41152
REHABILIぐだンド ぐだ♀流れ星に嫉妬するンド様の小話。
※1h
アストランティアお題 花言葉から「愛の渇き、星に願いを」
「あ、流れ星!」
特異点攻略中、夜食を終えたところで藤丸が声を上げた。視線を追えば次々と白い線が空を横切っていく。
「しかも流星群だあっ!すごく綺麗だね」
「そうですね先輩!通信が繋がっていれば、皆さんに見て頂けたのですが」
「そこは仕方ない。後でどれだけ綺麗だったか話せるようにしっかり見ておこうよ」
「はい!」
藤丸とマシュが嬉しそうに笑い合う声を聞きながら酒をあおる。漆黒の空を彩る幾重もの星の軌跡はインドラからしても多少見応えがあった。
祈りを感じて藤丸へ目を戻せば、存外気の抜けた表情で空を見ている。
「ん、どうかしましたか?」
「……今、何を願った」
「そういうの分かるものなんですか?」
1398「あ、流れ星!」
特異点攻略中、夜食を終えたところで藤丸が声を上げた。視線を追えば次々と白い線が空を横切っていく。
「しかも流星群だあっ!すごく綺麗だね」
「そうですね先輩!通信が繋がっていれば、皆さんに見て頂けたのですが」
「そこは仕方ない。後でどれだけ綺麗だったか話せるようにしっかり見ておこうよ」
「はい!」
藤丸とマシュが嬉しそうに笑い合う声を聞きながら酒をあおる。漆黒の空を彩る幾重もの星の軌跡はインドラからしても多少見応えがあった。
祈りを感じて藤丸へ目を戻せば、存外気の抜けた表情で空を見ている。
「ん、どうかしましたか?」
「……今、何を願った」
「そういうの分かるものなんですか?」