Eternal Happiness 今日は会社の仕事が休みだから、ケイトさんと街に出かけていた。おしゃれなカフェでランチをして、何をするでもなく、手を繋いで、街を歩く。それだけでも僕は幸せを感じていた。隣を歩くケイトさんはずっとニコニコと微笑んでいて、繋いだ手から感じる温もりに安心感を覚える。こんな小さな幸せを積み重ねて、約二年が経とうとしていた。
「あっ!」
ウィンドウショッピングをしながら街を歩いていると、ケイトさんがある一点を見つめて声をあげた。そこは小さな教会で、大勢の人が集まっている。ケイトさんにつられてそこを見上げると、真っ白なドレスとタキシードに身を包んだ二人と、それを取り巻く人だかりができていた。
「わぁ、結婚式だ! 花嫁さん、綺麗だね!」
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