D4ぶらり旅 オオサカディビジョン編二 オオサカディビジョン
「うわ、また簓さんおる。」
「あの人ヒマなんかな。」
「盧笙先生いっつも絡まれとるな。」
道頓堀ダイバーズの三人は文化祭で披露するネタ合わせも終わり帰ろうかと校門に差し掛かったところだ。
「なあ、ハル。これからカラオケ行かへん?」
「僕今日バイト。」
「ならリョータは?」
「俺彼女とデート。」
「……お前彼女おったか?」
「できたんよ!見るか?写メ。」
「いらん!あーもー‼︎盧笙せんせー‼︎」
「結局絡みに行くんやな、ヒロりんは。」
「じゃーなヒロりん。」
「僕も時間ないから帰るよ。」
「え?ちょ!俺も帰るー!簓さん、せんせーばいばーい‼︎」
賑やかな男子高校生が校門を駆け抜ける。門の前にいた男達に気付きパッと一礼して走り去っていった。
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