Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    lipp_smail

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 2

    lipp_smail

    ☆quiet follow

    カズキさんに壁ドンされる話。
    カズキ夢を書きたかったんです。
    一応、今度マンガにも挑戦するのでそれのお話用でもある。

    カズキ夢
    夢主設定について
    ミナトトライブ所属お猿さん3号。強気。よく折れる。
    カズキさんを見るとあたふたする。ドM。
    カズキさんに詰められた時「なっ…ちがっ!わない…」
    カズキさんのこと好きだけど気づいてないと思ってる。←超バレてる。トライブメンバーにもバレてる。
    母ギャル、父不明。ミナトのガレキ山で母にここで待てと言われたが帰ってこず、そのままガレキ山で食いつなぐ。自分の歳、誕生日も分からず育ち、食料も尽きそうな時、たまたま入ったのがダイナーでそのままミナトトライブへ。
    運動については盗みをしていたので逃げ上手で走ることは得意。ピッチング、バッティングは共にダメ。最近は特訓中。

    世界線について
    アニメ真っ只中ぐらい?

    1、カズキさんに壁ドンされる話
    例の絵から。

    今日もダイナーにカズキさんは居ない。
    カズキさんはいつも神出鬼没で、どこにいるか分からない。パッと出てきてパッと居なくなる。
    って、なんで探してんだ。あたし。
    自分でも正直勘づいてる。カズキさんが好きってこと。でも、認めたくない。そう本能が言っている気がしていた。
    有栖川さんに「カズキを探してきて」なんて言われましたから、探しに行くんですけど。

    カズキさんが居るとしたら、ネコの集会所でネコと戯れてるか、ミナトトライブの練習場でメンバーの練習を見てるか、あまりは少ないが、そこら辺をうろついてるか。
    とりあえず、集会所にでも行こうかな。

    きぃっと、錆びた音をしたドアを開ける。
    「あ、いた。」
    カズキさんはあたしの方を見ながら、口の前に人差し指を置いて、しーっとジェスチャーをした。
    ネコに目線を戻して、撫でるような目を向け、首元をいじくる。
    正直、羨ましいとも思ってしまった。が、そんなことないと、頭を振る。
    (ちがうちがう!あたしが、すきな、わけ…!)
    そう思い、赤面してしまう。
    「顔赤くして、お猿さんなの?」
    「なっ…!」
    そう言われ、固まってしまった。変な顔になっていないだろうか。でもまだ、強気でいれる。
    「あーあ、もっと赤くなっちゃった。」
    「そんなこと…ないですっ」
    「へぇ、じゃあこうすればお猿さんの君でも分かるかな?」
    「ゃ、う」
    急に手がこちらに伸びて来て、目をぎゅっと閉じてしまう。背後でドッと音がして、ゆっくりと、恐る恐る目を開ける。
    「ふぇ…え?」
    「ふふっ」
    「君さぁ、思ってることバレバレ。分かりやすすぎる。単純。」
    ふるふると震える。はっ、はっと、酸欠になる。思考が回らない。言葉さえ出ない。
    カズキさんは腕を戻し、辺りを見渡す。
    「あっ、多分僕のこと探してたんだよね?それなら、ダイナーに戻るよ。」
    「先に、行っててください、後で向かうのでっ」
    「へぇ、そう。それじゃお先に。」
    きぃっとドアが音を立てて、カズキさんが行く。
    「あーーーーー…」
    「調子、くるうよ。」

    ――マイ、ペース
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works