カズキ夢
夢主設定について
ミナトトライブ所属お猿さん3号。強気。よく折れる。
カズキさんを見るとあたふたする。ドM。
カズキさんに詰められた時「なっ…ちがっ!わない…」
カズキさんのこと好きだけど気づいてないと思ってる。←超バレてる。トライブメンバーにもバレてる。
母ギャル、父不明。ミナトのガレキ山で母にここで待てと言われたが帰ってこず、そのままガレキ山で食いつなぐ。自分の歳、誕生日も分からず育ち、食料も尽きそうな時、たまたま入ったのがダイナーでそのままミナトトライブへ。
運動については盗みをしていたので逃げ上手で走ることは得意。ピッチング、バッティングは共にダメ。最近は特訓中。
世界線について
アニメ真っ只中ぐらい?
1、カズキさんに壁ドンされる話
例の絵から。
今日もダイナーにカズキさんは居ない。
カズキさんはいつも神出鬼没で、どこにいるか分からない。パッと出てきてパッと居なくなる。
って、なんで探してんだ。あたし。
自分でも正直勘づいてる。カズキさんが好きってこと。でも、認めたくない。そう本能が言っている気がしていた。
有栖川さんに「カズキを探してきて」なんて言われましたから、探しに行くんですけど。
カズキさんが居るとしたら、ネコの集会所でネコと戯れてるか、ミナトトライブの練習場でメンバーの練習を見てるか、あまりは少ないが、そこら辺をうろついてるか。
とりあえず、集会所にでも行こうかな。
きぃっと、錆びた音をしたドアを開ける。
「あ、いた。」
カズキさんはあたしの方を見ながら、口の前に人差し指を置いて、しーっとジェスチャーをした。
ネコに目線を戻して、撫でるような目を向け、首元をいじくる。
正直、羨ましいとも思ってしまった。が、そんなことないと、頭を振る。
(ちがうちがう!あたしが、すきな、わけ…!)
そう思い、赤面してしまう。
「顔赤くして、お猿さんなの?」
「なっ…!」
そう言われ、固まってしまった。変な顔になっていないだろうか。でもまだ、強気でいれる。
「あーあ、もっと赤くなっちゃった。」
「そんなこと…ないですっ」
「へぇ、じゃあこうすればお猿さんの君でも分かるかな?」
「ゃ、う」
急に手がこちらに伸びて来て、目をぎゅっと閉じてしまう。背後でドッと音がして、ゆっくりと、恐る恐る目を開ける。
「ふぇ…え?」
「ふふっ」
「君さぁ、思ってることバレバレ。分かりやすすぎる。単純。」
ふるふると震える。はっ、はっと、酸欠になる。思考が回らない。言葉さえ出ない。
カズキさんは腕を戻し、辺りを見渡す。
「あっ、多分僕のこと探してたんだよね?それなら、ダイナーに戻るよ。」
「先に、行っててください、後で向かうのでっ」
「へぇ、そう。それじゃお先に。」
きぃっとドアが音を立てて、カズキさんが行く。
「あーーーーー…」
「調子、くるうよ。」
――マイ、ペース