吐けない話⚠︎注意⚠︎
・ルームメイト二人+校医が喋ります
・嘔吐表現(空嘔吐き、唾液等の表現が延々続きます)
・非現実的、誇張を含む体調不良描写
・排泄を連想させる台詞(×スカ)
・作者に医療知識はありません
・なんでも許せる人向け
ーーー
それは、今日の夕方ごろのことだった。早めに部活を終え、寮に帰ってきてすぐのこと。僕が課題を始めようと机に教科書を並べた時、エースがベッドの上に座りながら、青い顔をして囁くように言った。
「……ごめん、ちょっと……具合悪いから、……こっち側の電気消して良い?」
「えっ」
僕は課題を進める手を止めて、ペンを置いて振り返る。具合が悪いなんてそんな素振りエースはその日一日見せなかったからだ。
9958