悪戯最近気付いたけど、ピッコロさんはちょっと子供っぽいところがある。
僕に悪戯をして、にやりと笑ったり、僕が困ることをわざとしてふふんと鼻を鳴らしたり。
それはパンちゃんがちょっと大きくなってきて、おんなじように僕に悪戯するようになってから顕著になったから、きっとつられて幼児がえりでもしてるのかなって思って、適当に流してたのが仇となった。
僕が反応しないのに気を悪くしたピッコロさんは、たまに大学にくる事があれば、学生が来る間際を狙って唇を合わせるだけのキスをする。
せんせー、と間伸びした学生の声を聞きながら、唇を合わせ、さっと窓から外に出てしまう。
残された火照る僕が何度も学生に揶揄われるのを聞いて、外で面白がるように気が揺れているのを僕は知っていた。
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