補足廊下ですれ違った彼に一目惚れした蜘蛛巣。
友達になって日々を過ごしていくうちにどんどん思いは大きくなって、彼に告白をした。
彼は優しく微笑み首を横に振る。「気持ちには答えられない、ごめん。」
つい、涙腺が緩み泣き出してしまう蜘蛛巣に、彼は焦り「ごめん、ごめんな。でも俺、好きな人がいるんだ」と蜘蛛巣からしたら追い討ちをされるが、それでも気持ちをちゃんと伝えられた事、彼に幸せになって欲しいと晴れ晴れした気持ちになって「これからも友達でいてくれる?」「勿論!」と最高の友達としてその後も過ごす。
が、告白する所を噂好きの問題児クラスメイトに見られていてクラス中にバラされてしまう。
弄るもの、バカにするもの、嫌悪するもの様々だった。ホモネタでいじられるのがほとんどだったけど。
背中を思きし叩いて「よ!ホモ君!今日も元気!?」と言われるのが日常になった頃、そのお調子者が勢いあまり思いっっっきり背中を叩き押してしまった。
場所は階段。
そのまま落下した蜘蛛巣は運悪く落ちていた鋭利なもので目を削ってしまった。
勿論突き落とすつもりは無かったお調子者や周りにいた人々は阿鼻叫喚。
蜘蛛巣に駆け寄る人もいれば先生を呼びに行く人も。
痛みで涙が出て滲む視界の中、ふと彼のことを思い出した蜘蛛巣。
彼も蜘蛛巣程ではないが弄られたり嫌がらせをされていた。それは、蜘蛛巣が彼に告白をしたからで。
それに気付き彼に迷惑をかけてしまったこと、彼をすきになってしまったこと、我慢せず想いを伝えてしまったこと、全てに押しつぶされてしまう。この時にはもう目の痛みは何一つ感じていなかった。
唸り慟哭する蜘蛛巣の元に騒ぎを聞きつけた彼が野次馬の波をかき分けて駆け寄ってくる。
その声に伏せていた顔を上げ縋り付き彼に伝えた。
「好きになってごめんなさい」
歌詞に当て嵌めた「世界は滅亡する」「世界は滅亡した」「宇宙が迷惑するから」は全て彼の事を指している。
気持ちを伝えたことにより彼がどうなるか分かっていなかったこと、伝えてしまった結果彼も弄られ馬鹿にされたりしてしまった事、全部全部後の祭りだ。彼に迷惑をかけてしまった、幸せになって欲しかったのに…………。みたいな感じです。
「全人類」は蜘蛛巣の事。
「全人類が好きな事やったら」→蜘蛛巣が好きな気持ちを我慢できずに告白したら、「世界は滅亡したけど」→彼にまで迷惑をかけてしまった。
最後のシーンで歌詞を遮ってまで「好きになってごめんなさい」と声を上げたのは押し寄せる罪悪感に耐え切れなかったから。
最後ら辺に出てきた大人の蜘蛛巣はそれら全て受け止め受け入れた姿
そんな事もあったな、彼は今幸せかな?とか昔の自分に「もう大丈夫だぞ」と言う風に背中を摩り、悪口を大人の蜘蛛巣が食べている。
こう言った経歴(経歴?)があるので蜘蛛巣は恋愛に対してかなり消極的…奥手。
でも両思いって分かったらめちゃくちゃ嬉しそうな顔するし尽くすタイプ。想ったら一途だしね。
ただ言い出すのが出来るかどうかの問題はある。
うーん、ファンタジー。
この説明読んでもよく分からないな?すいませーん。