250816 怪文書8/31イベの原稿最後尾は任せてください。ナナです。
焦りすぎてますが、それ以上に己の解釈を練り上げて本という形にする喜びが優っています。
新刊は全年齢シャリシャア、明確な愛情表現(キスや意図的なボディタッチなど)は皆無、初めてシャアの素顔を見たし、今頃恋心に気づくシャリア中心の話になりました。苦しんでもらいます。
時間軸は0085からさらに8年後、0093を想定しています。いろいろあってシャリアが地球に行ってシャアと再開、つまり最終回後の二人の妄想の塊です。
新刊のプロットをこねながら、仲直り……和解は……しないだろうなという結論に至りました。シャリアが過去の己を顧みて、内省をシャアに吐露したとしても、到底、(わたし個人の解釈の)シャアにとっては許せないことの方が多いだろうなと。いくら時間が経って相手が反省していたとしてもです。
それでも、許すと許さないの間の考え(Xのミームみたいな語彙だ……)に至るシャアがいて、この時点で心持ち的にはシャリアよりも一枚上手に立っている、というのが見たいなという思いでシャアのセリフや行動をこねました。
0079はシャア優位、0085はシャリア優位(にみせかけて結局はわかったつもり仕草)だと思っているので、己の二次創作ではその主導権を再びシャアに戻したかったのです。難航した……。
思えば、シャアの描写というのは、詳細な心情を探れる根拠があまりにも少なかった。難しかったけど、自分なりの納得解を出したつもりです。
シャリアにも、許すと許されないの間で、生殺しの地点で苦しんでもらおうかな。人生達観おじさんをエゴとダンスさせたいと思います。
人間はいくら優れていて能力を持っていても、進化しても、やっぱり人間らしいところで苦しんでしまうというところが一番美しいと思っています。わたしはそれを、ガンダムではシャアから教えてもらいました。
まるで作品を完成させたかのような口ぶりですが、鋭意製作中です。絶対落とさねえ。
己の意図したところをうまく作品に、漫画に落とし込めているかどうかは保証できかねますが、最善は尽くします。これほどまでに己の漫画経験値が培われていないことに絶望したのと、学びながら作品を作ることに興奮を覚えたのははじめてです。
すべてのシャリシャアに愛を込めて。
ここいらで閉じさせていただきます。
頑張ります。