身体が重い。重力がいつもより強く感じる。
床に倒れ込んでからどれ程の時間が経ったのだろうか、とても起き上がれる気にはならず、空になった薬の瓶と散らばった薬、もう何日も前から積み上げられた酒缶の山を横目で見る。
少し離れたところには、衣服や食べ散らかしたコンビニ弁当のゴミが床に転がり、ここ数日、洗濯どころか片付けすらしていないことに気づく。
しかし、気づいたところで薬を飲み過ぎて動かなくなった身体ではどうにもならない。
段々と考えるのが面倒になり、天井をぼんやりと眺めていた。
私は定期的に心を病んでは、こうして部屋を散らかして、布団にすら入らず床で眠れない夜を過ごしていた。
そんな惨状の中でも生きていけるのは、最近ハマっているVTuber、「画らくた」と言う怪異のお陰だった。
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