Elonaを遊んだきっかけ、思い出話などこんにちは。
恐らくこれを読まれている方の多くが初めましてかと存じます。
本日は当サークルにお越しくださり、ありがとうございます。
せっかくファンが一堂に会する機会なので、何か共通の話でも出来たらと思い、私がElonaを遊んだきっかけや思い出について書くことにいたしました。
私がこのゲームを初めて遊んだのは、当時従兄弟に勧められたのがきっかけでした。
「生計を立てるのにダンジョンを探索してもいいし、人から盗んだ物を売り払ってもいいし、街で演奏しておひねりをもらってもいいゲームがある」という話から始まり、その時は「選択肢の多いゲームなんだな~」程度にしか思っていませんでした。
しかし、その直後に「一番初めに加入する仲間が犬か猫か熊か少女から選べる」と聞き、思わず「なんだそれ…少女?」と、その選択肢の異質さに強く興味を惹かれました。
その日のうちに「そのゲームをやってみたい」と従兄弟に伝え、私のElonaが始まりました。
遊んでみてまず初めに驚いたのが、「魔法を使うハードルが高いこと」です。
従兄弟に魔法はあるのかと聞いたところ「あるけど、使うには『読書スキル』と『暗記スキル』と『詠唱スキル』があった方がいい」と言われ、当然スキルの会得方法も分からない上に魔導書が必要になることも知らなかったため、魔法って難しいんだなあと実感したのをよく覚えています。
そして、Elonaを始めて数日経った頃に、家のネット環境が無くなるという事件が起きました。
当時使っていたノートPCがただの板切れと化してしまったのですが、幸運にもElonaをダウンロードしていたおかげで、無事にElona専用機とすることが出来ました。
それからは約1カ月間ほどひたすらこのゲームを遊び続け、再びネットが開通した頃には既にドハマりしていました。
Elonaの好きなところは挙げるのがきりが無いほどあるのですが、そのうちの1つが「良い感じに世界が自分に無関心」だという点です。
このゲームでは初心者だろうが掲示板に達成可能な依頼が必ず並ぶわけではないし、3の倍数月になればエーテルの風が吹くし、終結エンチャントの付いた武器を振ったやつがいれば終末が発生しうるし…等、ゲームが手加減してくれるわけではありません(一部易しくなる部分もありますが)。
システム的に見れば初心者殺しの要素が満載ですが、世界観的に見れば自分もその世界に暮らす1人に過ぎず、NPCにもプレイヤーにも世界は平等に淡々と進んでいるのだと体感できて、「プレイヤーの行動の選択肢が多い」というゲームの特徴と嚙み合っているのではないかと感じます。
また、同じく「自分もその世界に暮らす1人」を体感できる要素として、ノルン等を除き、それらの初心者殺し要素を教えてくれる人がいないという点が挙げられます。
ですがその分、プレイヤーにとっては慌てるようなことでも、この世界に暮らす人にとってはわざわざ話すまでもないような、ごく当たり前のことなのかもと解釈できます。
例えば現実に、水に触れたら死ぬ人類が異世界転生されてきたとして、その人が雨に対して「空から水が降って来た」と騒いでいても傍から見たら「そりゃ雨くらい降るだろ」と思うように、ノースティリスの世界でもエーテルの風で騒いでいるプレイヤーを見て、市民達も同じように見ているんじゃないかなと思えるのです。
これらの要素はどれもゲームの難易度を上げてしまっている要員ではありますが、だからこそこれが「Elonaらしい」と言えますし、私がそうだったように、世界観に没入できる部分でもあるのかなと思います。
最後になりますが、大好きなElonaに続編が出て、今日こうしてElona/Elinのオンリーイベントが開催されたことが未だに信じられませんが、とてもとても嬉しいです。
他のサークル参加をされている方も、一般参加をされている方も、会場には来られなかったけどこのゲームが好きという方も、恐らく皆様が同じ気持ちだと思います。
Elonaを遊んでいる当時にいつも思っていた、「何を望む?」→あなたは狂乱して叫んだ「Elonaの同人誌!!」がまさか本当に実現するとは思いませんでした。
開発を続けて下さったnoa猫様、及び開発に関わった関係者の皆様、バッカーの皆様、イベント主催者様、サークル/一般参加者の皆様、本当にありがとうございます。
拙い文章となってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。
今日はイベントを一緒に楽しみましょうね。