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    minHW215

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    ちさき 練習とお祝い

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    真央りんか

    DOODLEノスクラ。二人の能力について独自解釈を入れてます。
     終わりのない冬の孤独。
     少年の慟哭は吹雪にかき消されて、誰にも聞こえない。



     ノースディンが竜の一族の集まりに顔を出したのは久しぶりだった。
     そして、クラージィが一族の集まりに顔を出したのは初めてのことだった。
     頭の先から足の先まで新しくあつらえた装いで仕立て上げ、ノースディンがクラージィを伴えば、ホテルの会場に集まっていた一族はたちまち末っ子(実動年齢)を取り囲んで、親元から引き離した。祀り上げそうな勢いだ。無論、ノースディンは助け出そうとしたが、既にクラージィと顔を合わせているドラウスやドラルクをはじめとして、他の面々に宥められるように阻まれた。
     身内の集まりであるし、予想していた展開でもあったので、早々に抵抗を諦める。クラージィの食事内容については話を回してあるし、今夜はドラルクの同居人の人間も来ているから、飲食の用意に問題はないはずだ。時折目をやりつつ、クラージィについての好奇の質問は適当にいなし、他愛のない話で時間を過ごした。そのうち、入れ代わり立ち代わりでクラージィを構いに行く流れが一巡したらしい。ようやく解放された本日の主役が、ノースディンの元へ戻ってきた。
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