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    gorogoro_giri

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    gorogoro_giri

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    「落涙」のジュオイン♀が霊基異常でうっかり出て来てくれないかなの落書き2

    青天白日マスターという、一種主従関係になるらしい少年は、インドラにテントを献上した。厳密には女だとも言えないので配慮は不要と返そうとしたのに、アルジュナが――ここではオルタ、と呼ばれているらしい――受け取ってしまった。そういう経緯で目を覚ましてからこの狭苦しいテントでアルジュナと過ごしている。
    「前から思ってはいたが……随分甘えたになったな、お前」
    「不快でしたら改めます」
    「良い、許す。今更だ」
    アルジュナは当たり前のようにインドラを抱き寄せて唇で眦に触れた。
    「さて、マスターは眠ったようです。行きましょうか」
    「何処へ」
    微笑んで抱き上げられる。だから歩けると言っているだろうと、何度目かもわからない事を口にするのに、これもお許しを、とだけでアルジュナがインドラを降ろす事は無く、インドラ自身も降りようとはしなかった。嫌な習慣がついたなと思っていたらアルジュナは足を止め、インドラを下ろすと突然服を脱ぎだした。
    「さあ」
    「……」
    そこは昼間、インドラが入る事を止めた川で、足先だけの戯れでも澄んだ水は心地よかったのに、水浴びをしたいと思っていた事がアルジュナには伝わっていたのだろう。何しろインドラの殆どはアルジュナの中に、
    (嗚呼、違うか。今は神の中に。ならばアルジュナの心が察して)
    「全く……」
    纏っていたのはシーツだけだった。一行とは少し離れた位置に設置している小さなテントは、夫婦の寝室と化している。
    「マーニー神」
    「今行く」
    一糸まとわぬ姿で川に進む。月の光が水面にあたって美しく、綺麗な水で体を洗えるのは気持ちが良かった。遠慮なくアルジュナの髪も洗っておいたので、翌日はふわふわの髪の毛を堪能する事が出来た。
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    gorogoro_giri

    DOODLE酔っ払いなイ神と苦行を強いられているジュオのジュオイン ※イ神が相当にだめ(方向性はわがままプリンセス)
    うるうるでとろとろ「アルジュナ……♡」
    旋毛に顎を乗せて、うっとりと抱きしめて。かと思えば頭に頬擦りして、顔を撫でて、耳元でかわいいなと囁いて。――絶対に後で苦行だったと言う。アルジュナ・オルタは心に決めた。酔ったインドラが自分にどんな苦行を強いたのか、必ず伝えてみせるのだ。
    アルジュナ・オルタの自室にインドラが訪ねて来るのは実は珍しい。普段はアルジュナ・オルタの方からインドラを訪ねているし、穏やかに過ごす事も無くは無いが、自然ベッドに向かう事も多い。そうなるとやはりインドラが自分のために誂えた大きなベッドの方が無理が無く、ならばと逢瀬にはインドラの自室を使う事が殆どだった。
    インドラは自分から甘える事が苦手なのかもしれないとアルジュナ・オルタは考えていて、己の立場だとか、そもそも父である事だとか、アルジュナ・「オルタ」の複雑な背景だとか、後は性格だとか。構って欲しい時も口にする事はせずにこちらを目だけで伺っているだけで終わるような。察するに遊び上手の癖に恋をするのが下手なのだ。自分だってそんな記憶は遠すぎて作法のひとつも思い出すのには苦労するが、インドラのそれとは桁が違う。
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