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    Arisu_0016

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    Arisu_0016

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    ジャスゴルです ヤマもオチもない

    早く来いジャスタウェイとゴールドシップの共同部屋には、珍しいものが吊り下げられていた。
    ピンクを基調とした、袖元がひらひらしているトップス。ふんわりと広がるミニスカートや、かわいらしいハートの装飾があしらわれた衣服だ。

    ジャスタウェイが知る範囲で、こういった衣服を着そうな人物をあげてみるが……彼女たちが着るには明らかに大きいサイズだとわかる。

    つまり、ゴールドシップが着る衣服のようだ。

    (こ、こんなひらひらで可愛い服……どこで着るんだろ……)

    一体どんなシチュエーションで着用するのだろうか。少なくとも、この服について何も知らなかったジャスタウェイと一緒の予定ではなさそうだ。

    だとしたら何かのイベント?もしくはゴールドシップが運営しているウマチューブチャンネルで行われる企画という説もあるが……。

    「ただいまー」
    「シップ!おかえり!この服なに!?」
    「お、早速見つけたか」

    ゴールドシップに詰め寄ると、ジャスタウェイの驚きを予想していたのか焦ることもなく話し始める。

    「ウマチューブでとあるコラボ企画が進行しててな~。企画の中でミニライブを配信しようって話になってんだ。その時のための衣装だぜ」

    特別に見せてやるよ、社外秘だぞ?と彼女から見せられた動画は、どうやらライブのリハーサルのようだ。始めはゴールドシップのあざとい振付けにくぎ付けになっていたジャスタウェイだったが……メンバーを見て首を傾げる。

    割とゴールドシップに近しい友人たちがライブで踊っているのだ。彼女のチャンネルも主体となって動いているので当然のことではあるのだが……となると、ジャスタウェイに声がかけられていないのはちょっと__いやかなり__納得できない。

    それを伝えれば、ゴールドシップは大きくため息を吐き……呆れた色を混ぜた声で返してきた。

    「オメーがハニバで来ないからだよ、バーカ」
    「???」

    その言葉の意味を、ジャスタウェイはまだ知らない。
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