不健康な藤南の話精神的に不健康な藤と南の話をするか……

全部の選択肢をミスると到達できる場所的なアレ。ほぼキャラ崩壊の域だと感じてしまう人もいると思うのでここからはほんと与太話だと思って聞いてください。書いている本人もそれはどうなんだと思いながら考えています。飛影はそんなこと言わない



まず藤真くんにこじらせてもらわないといけないんだよな。高校時代、自分ではどうにもならないことで全部がうまくいかなかった藤真くん。もう全部どうだっていいやめやめ、のやけっぱち状態で高校生活を終えた藤真。

別にここでする話じゃないですけど、藤真が選手兼監督だった理由、監督が生徒に対し何らかの狼藉を働き不祥事ということで変なタイミングで退任、は可能性としてはまぁないことはないと思うんですよね……そしてその対象が藤であり何らかの狼藉が性的なやつだったというお話を書いてみたりもしたんですけどそれはあまりに世界が藤に厳しすぎるのでお蔵にしました。過去にそういうことがあった世界線だったらそんなん荒れても仕方ない気がするので、この時空ではこの説をとってもいいかもしれませんね。

まぁ藤、あまりにも顔が可愛く、あまりにも監督というものへの思い入れが薄いので、説としては有り得そうなのがな……やめよっかこの話……

精神荒んでる状態で入学した大学で南烈と再会。こうなってる原因とまでは言わないけど間違いなく加担はしちゃってる人。

当然のごとく嫌なんだけど、話聞いたらそこまでの極悪人でもないし、本質的にはいい奴だし、つつくと面白いしで、なし崩し的に友人と知人の間ぐらいまでは来ちゃう。この時空の藤真はバスケ部に入っていないし、高校時代の仲間ともちょっと距離を置いているので他に特に交友関係がないのだ。南も地元離れてるしバスケしてないしで似たようなもん。

そのうちに南が自分に向けてる目線がちょっと違うことに気づく聡い藤真。あっこいつ俺のこと好きなのでは……ということを察する。

藤真にとっては前のことを思い出させてくる嫌な存在であり、同時に過去の自分も今の自分も肯定してくれる貴重な存在なので全然整理ができない。いろいろよく分かんなくなってある夜、無理矢理しちゃう。藤真はそのやり方とそれがどういう行為なのかを知っている。

そっからなんか恋人なんだかセフレなんだかよくわかんないだらだらした関係になる。

最初に好意を抱えていたのは南の方なんだけど、自己肯定感爆下がりだった藤真の方が気づいたら沼から出られなくなっているというか。ずっと自分のこと見ていてほしいし、それを確かめたくて手ひどいこともしちゃう。それでも受け入れてもらえることに安心する。エンドレス

もちろん藤真はこれがどんなにクズいことか、頭でも経験則でもよくわかっている。でももう普通に南が可愛いし、可愛いから苛めたくもなるし、身体の相性もいいしで、それでふと冷静になって後悔するのの繰り返し。精神安定剤と毒薬をイッキしてるようなもんなのでもうこの人は駄目です。

南サイドとしては、アレですよね。過去に傷つけた男がグレてたらそりゃびっくりするというか。自分に何ができるだろうかって気持ちで動いちゃうよね。

入口としてはそういう気持ちだったかもしれないけど、気づいたらもうちょっと違う形で惚れこんでしまっていたという。そもそも南は藤真が前はどんなふうだったのかを詳しく知らないので、あの試合の勇気のあるエースとしての尊敬と今の関係性しか持ち合わせていないんだよな。もちろん、どうこうなろうということを願っていない、自分でも恋とは呼べないぐらいのやつだったのかもしれないけれど。

それがめちゃくちゃ歪んだ形で叶ってしまった。こんなのはおかしいと頭では分かってはいるのだけれど、惚れた弱みと変な責任感で振り払えなくなっている南。

そもそも南も「好きな人に置いて行かれる」というトラウマ持ちの子なので、自分からは出ていけないし出ていこうとする人間を自分の元に止めるためならどんな手でも尽くせる火力の持ち主なんだよな。

まぁ何かがおかしい気もするんだけど、好きな人が自分といることを望んでくれて、自分のことを好きだと言ってくれて、笑っていてくれるならそれでいいか、という思考停止。もしかしたら自分ドMだったのかもしれないし。最近首絞められててもイけるようになりました。自分の才能が怖い。

そんなわけで周りが心配するよりはこれはこれでだいぶハッピーな藤南。お互いがお互いを増長させててずぶずぶですよ。こういう展開に持ち込んだ時の相性が良すぎる。

解決策が見つからねぇんだよな……第三者が介入して無理矢理引っぺがすか、どっかで藤真が試し行動を止めるか……こんなんほっといたら最悪行きつく先は本当に無理になってしまった藤と断れるわけがない南で仲良く心中ですよ。何とかしてくれ。

ここまで読んでくれてる稀有なお方、ありがとうございます……