花吐き病騒動吐いた主の命を吸い咲き散らかす梅の花。
胃の腑を、喉を焼く痛みのせいでまるで血を吐いたように広る梅の花。
いくら好きな花でも命をくれてやる訳にはいかん。
病というなら治せばいいと伝手を手繰れば、この病に罹る者は想い人への叶わぬ花の種を腐らしているが故だとか。

──冗談じゃない。

そんなものありはしないと己の心を嘯いてみれば、因果の報いとばかりにまたしても迫り上がる悪心。激痛。散らばる無香の芝桜。
そう、嘯いてると自覚すらある。
例えこの病の果てが死であったとしても、この胸にある花の種だけは根付かせられぬ、水をやれぬとしまい込む。

──俺などに縛られず、飛ぶんだ。やがて明けるこの無窮の空を。

腐りゆく種の徒花を、火に焚べ、土に還し、海に流す。

【生真】混乱至极前言：尼尔鲁夫说他们做不成多高级的香料，只能作为廉价的零食，但兰戈阻止了他，选择在此之前物尽其用。





女人被怪物的长舌困住了身体，粘稠的液体往下落去，她看向自己视若珍宝的孩子，他柔软的脸颊被同父异母的长子掐出红痕，栗色的头发染上尘土，胳膊被压在背后动弹不得，紧接着她听见长子在一片不被拯救的绝望中对家人们下达了命令

“这家伙有张漂亮的脸蛋，在做成廉价零食前，发挥他最后的作用吧”

随后，掌权者退进黑暗，静待着自己的家人们为这张干净的白纸上画出令他满意的图案。

天蓝色的帽衫被善于改造的兄长扯下，尼尔鲁夫看着这位不成器乃至于称为废物的弟弟他并不打算承认这是他的兄弟，他像在看着崭新的实验材料一般，手套滑润的布料带着冰凉，在从唯一窗口透出的光下抚摸过生真的身体，从因愤怒和恐惧而泛红的眼尾，到被红色口腹覆盖住大半却仍然柔软的腹部，他低垂着眉眼，测量着这里能装下什么。