Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    くまねこおよち

    @araburuoyochi

    主にジャミ監のこばなしを書きます。文字書きです。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 19

    くまねこおよち

    ☆quiet follow

    # じゃみかん六月花嫁企画

    六月ギリギリになりましたが、寝るまでは六月なのでセーフです!
    結婚するのか、俺以外の奴とってなるジャミルさんのジャミ監です!

    ※ジャミ監
    ※ユウ呼び
    ※捏造未来時空

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏😭😭❤☺💖💖💖💖💒💕💯❤💖💖💖💖💖💖💖❤❤❤❤❤❤❤❤❤💒💒💒💒
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    まちこ

    TRAININGくそでか激重感情をこじらせているジャミル先輩と、そんなジャミル先輩のくそでか激重感情には気づかず片思いをしていた監督生のジャミ監

    ある意味両片思い
    彼女のそばにいるといつも気を張って生きている自分が惨めになった。無邪気に誰にでも笑いかける顔に胸はかき乱されて、疑いもせず俺に接する姿に苦しくなる。悔しいことは、辛いことは、苦しいことは、悲しいことは、何も知らないような、純粋な瞳から捕らえるたびに、俺はたまらず死にたくなった。彼女が永遠に気づかないこの気持ちに付ける名前なんて見つけられなくて、ただひたすらもがくしかできない。喉をかきむしって歯を食いしばって、どうしてこんなことになったんだと、泣きたかった。



    「ジャミル先輩、好きです」



     誰もいない図書室、彼女は俺の隣に座って言った。いつもより少しだけ照れくさそうで、顔がわずかに赤く見える。彼女の言葉に嘘偽りないことは誰が見ても分かる表情だ。
     心臓が早鐘を打って気分が悪くなる。喉をかきむしりそうになった手を必死に抑え込んだ。


     彼女が気づいていない俺の気持ちには名前が付けられないのに、俺に向けられた彼女の気持ちには名前が付いている。


     何かに期待をしたような目をふさぎたかった。



    「何を言ってるんだ」



     必死になって流そうと言葉を振り絞るけど、そんな必死な 924