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    にゃんこ

    @krr557

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    にゃんこ

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    太宰が中也を振り向かせる。

    太宰の本気の1週間。1日目「中也、真剣に聞いて欲しいんだけど」
    そう言って俺を真剣に見つめる
    「なんだよ」
    「…………」
    「用がねぇなら俺行くからな」
    たまたま街であってお互い言い合っていただけ、俺は仕事もあるから戻ろうとした時手を掴まれる
    「離せよ」
    「聞いて欲しい事があるって言ってるでしょ」
    「だから、なんだよって聞いたじゃねぇか」
    「…………」
    「黙んなよ」
    「話すからこっち向いて」
    そう言った太宰にため息を吐き俺は太宰の方を見る
    「なんだよ」
    「好きなんだ」
    「……………」
    「黙らないでよ」
    「嫌、何言ってんだ?」
    「だから、中也が好きなんだ」
    「はぁ?頭打ったか?」
    「真剣に聞いてって言ってるでしょ」
    「………………」
    「本当に中也事が好きなんだ」
    「嘘だろ?」
    「嘘じゃない」
    「また俺をからかってんだろ?」
    「そんなんじゃない」
    「……………」
    「中也が好き。付き合って欲しい」
    「…俺は……」
    俺も太宰が好きだったが、けどあいつの言葉を信じていいのか、本当に答えていいのか疑って仕舞う自分もいる
    「振り向かせてみろよ」
    俺は不敵に笑って太宰に言った。
    「1週間かけて俺の事を落として見ろよ」
    「1週間?」
    「俺が太宰にやる猶予だ」
    「ふーん」
    「なんだよ自信ないのか?」
    「はっ!まさか」
    そう言って俺を見つめて言う
    「良いだろ、覚悟しなよ中也」
    笑ってる太宰だが、その顔は自信に満ち溢れ、そして少し色気が出ていた、その顔に赤くなりそうになるがグッと
    我慢していると太宰は続けて言う
    「私に……僕に落ちる準備しときなよ」
    そう言って去って行った。
    その姿を見て俺は一息ついた
    「まじかよ……」
    俺は太宰の言葉を聞いて、太宰の本気の度合いを知った。
    「あれは…本気だったな」
    飄々としてる姿なのに俺を見る目が言葉が声が太宰の本気を伝えて来た
    「俺……選択間違ったか……」
    俺は既に言った事を後悔し始めたが、楽しみでもあった
    「どう、落としに来るのか楽しみだなぁ太宰」


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