無題 現パロの幼馴染の司千。司は格闘家、千空は大学生。
特に山も谷も修羅場もなく、すんなりとお付き合いをし千空の大学入学とともに一緒に暮らし始めた二人。ふたり暮らしにもなれ、何にもない休日にふらりと買い物に出ていた司の目に入ったカフェ。そこの窓際の席に千空が見たことない愛おしそうな顔して知らない人と話していた。相手は男なのか女なのかわからない。髪は長めかと思ったが短そう。店内にもかかわらず、おしゃれな帽子をかぶっていた。見てはいけないものを観た気がして、急いでその場から離れた司は気づけば自宅の玄関におり、買い物し忘れた…とぼぞりとつぶやいた。
あの表情は知人友人に見せるものじゃない。
一度そう思ってしまえば、もやもやが取れない。
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