Cerasus_Jam☆quiet followMEMOとなりの家の山南さんに性癖ぐちゃぐちゃにされる①ちゃんだったんだけどあんまり性癖がぐちゃぐちゃとわかる表現がない… 僕が物心付く前から隣の家には「きれいなおねえさん」て感じの人がいて、よく遊んでくれたり世話を焼いてくれた。「おねえさん」といっても、保育園に入りたてホヤホヤのクソガキである僕の10才ほど上なので、その人も厳密にはまだ子供ではあったのだが。深い栗色の柔らかな髪を高い位置で一つに括り、藤色の不思議な瞳の人だった。春と秋の両方をたずさえたような柔らかい人。後毛もなく、身なりもきちんと整えた小綺麗で優しいおねえさんとくれば、クソガキの初恋を奪うには十分すぎる条件だった。しかもいい匂いがする。おねえさんのポニーテールが揺れるたびにドキドキしながらさらさらの髪を眺めていた。同年代と遊びたい盛りだろうに、家の垣根の隙間から顔を出して「はじめちゃん、元気?」なんて声をかけて、なんでも聞いてくれたものだ。親同士仲が良いから「面倒見てやってね」なんて言われたのを律儀に聞いてくれちゃったんだろう。僕みたいな気難しい子供なんか放っておいてもなんとでもなるのに。面倒見良く世話を焼いてくれたおねえさんも、だんだんと顔を出さなくなり、そのうち全寮制の高校へ進学することになった。「暫く会えないけどごめんね」と僕に打ち明けたのは、早咲きの桜が咲いていた頃だと覚えている。幼い僕は「おねえさんと会えなくなる」ことしか理解できなくてギャンギャンと泣いた。「ぼくのこときらいになったの!?」なんて拗れた誤解もした。そうしたら向こうの親御さんが出てきちゃって大変だったんだ。その節はご迷惑をおかけしました。それ以降、すっかりふてくされてますます可愛くない性格になった僕は、親に「お隣の敬さん帰ってきてるってよ」と言われても空返事で済ませてしまうようになってしまった。そんなこんなで勝手に傷ついて独りで踊っていた僕は、進学のため家を離れていた。成人の折に実家へ帰ると、両親に「お隣の敬さんにご挨拶くらいしておけ」と嗜められた。暫く顔を出してないだろう、と。おねえさんは大学を卒業して帰ってきているらしい。家から仕事先に通っていると。あー、そう、そんな時期もありましたねぇ。たくさん遊んでもらった眩しい記憶が蘇ってきた。ここら辺がケジメの付け所だろうと腹を括って、サンダルに足を突っ込んだ。数十歩歩いて呼び鈴を鳴らす。奥さんがすぐ応対してくれて「大きくなったねぇ」なんてニコニコしている。お変わりなくって何より、あの人はお母さんに似たんだなと思わせる顔立ちだ。中に入るように促されるが「ちょっと顔見せに来ただけなんで!お構いなく!」と断り、すぐ呼んでくるからと玄関で待たせてもらう。綺麗になってるかな。何の仕事してるか聞いてなかったな。恋人とかいるのかな。幼い日の初恋にけじめを付けに来たのに、僕ってば一体何を考えているのだろう。そういえば僕は、おねえさんのちゃんとした名前も知らないのだった。両親や近所の人が「敬さん」と呼んでいるから「敬子さん」とかかな。あまり女性に使われない名前ではある。そうこうしているうちにおねえさんがやってきた。栗色の髪も藤色の瞳も変わりない。後ろに纏めてるの似合いますね。身長なんか僕のほうが大きくなって追い越しちゃって…それでも数センチくらしか変わらない。そう、178センチの僕と変わらない。体格も、育ちきった日本男児の僕とそう変わらない…「久しぶりだね、はじめちゃん。大きくなったね。」優しさと気品が滲み出る声。それでも紛れもない男の声。「ど、どーも…ハハハ…お久しぶりです…」おねえさんじゃねーや。おにいさんだった。こんな勘違いってある?あるんだよね。一番びっくりしたのは「まぁ関係ねーや」と思ってる僕自身にびっくりだよ。僕の心は、おねえさんだろうがおにいさんだろうがどうでもいいっぽい。節操が無いね。これからどうしようか。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow Cerasus_JamDOODLE食あたりンテ Cerasus_JamDOODLEモリダン(カップリング)とぐだダンの年下彼氏自慢 Cerasus_JamDOODLEモリダンの幻覚 Cerasus_JamDOODLE地獄メイド Cerasus_JamDOODLE皇帝メイドさん Cerasus_JamDOODLEモブダン騎乗位