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    kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst

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    千ゲ生産業。左右相手完全固定。千左固定。カプ固定だけど主人公総攻めの民なので千は全宇宙抱けるとは思ってる。逆はアレルギーなので自衛。
    基本フェチ強めのラブイチャ。ワンクッション置いてるけど時々カオスなものも飛び出します。
    受けの先天性・後天性にょた、にょたゆり、パラレル、年齢操作やWパロもあり。みさくら、♡喘ぎ多め。たまにゲがかわいそうなことに。(要注意案件はキャプションに書いてます)
    最近小説AIと遊んでます。
    一時期特殊性癖チャレンジをしてた関係で触手とかなんか色々アレなやつもあります。

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    kirche_is_dcst

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    お仕事パロ。消防士の干空ちゃんと高校生タレントのゲのお話。

    『 ○○区××3丁目で火災発生、芸能事務所。ほぼ避難は完了だが、事務所内に取り残された要救助者がいる可能性がある。現場に急行せよ 』との報を受け、この春転属でレスキュー隊に配属になったばかりの彼も、現場へ出場することとなった。
    オレンジ色の救助服に袖を通し、補強部分の点検を行う。納まりの悪い髪を後ろで一つに束ねて、ヘルメットを小脇に抱えた。
    「 早く来い、新入り!」
    「 うす 」
    短く返して、足早に現場へ向かう。

     到着すると、現場はすでに先着の隊によりほぼ鎮火されていたが、ソーラーパネルの設置された一角には漏電や感電の危険があり、広範囲の放水ができないため、膠着状態になっているようだった。
    「 太陽電池モジュールの発電を強制シャットダウンさせるか、遮光剤の噴霧で何とかならねぇんすか?」
    淡々と問いかけると、苦み走った表情が返される。
    「 技術者が間に合わん」
    先着の隊でもその案は出ていたのだろう。知ったかぶりをする新入りに噛んで含めるような言葉だった。
    「 あ"ぁ。じゃあ俺が強制シャットダウンやります」
    消火の方、バックアップよろしく。
    サラッととんでもないことを言い出した彼に、新入りなのに何でこいつこんなに偉そうなんだろう……と周囲に困惑が広がる。
    それを無視して、現場の見取り図と機器配線図を確認した。モジュールの年式は。型番は。シャットダウンが可能な機種か等を素早く脳内の情報と照会し、最適解を探す。
    「 うし、ここか」
    シャットダウン用の設備の位置を特定し、最短ルートを反芻した上でそちらに向かった。

     ……現着後、どうにか予定通りにシャットダウンの処理を終え、隊に戻ろうとしたところで、ふと。
    少し離れた窓付近に、人影を見た気がした。
    ほぼ鎮火済みのエリアではあるが、見間違いでなければ要救護者の可能性がある。呼吸を整えるように、すう、と息を吸い込んで慎重にそちらに向かった。
    数十メートル先の、焦げてガラスが飛散した窓のそば。
    蹲っている青年を発見して、駆け寄る。
    足を庇う姿勢から、逃げる際に足を痛めて動けなくなったのだろうと判断した。
    「 ……おい、大丈夫か?」
    声をかけると、その青年は弾かれたように顔を上げた。改めて見ると、青年と言うよりまだ少年と呼べる年頃かもしれない。
    ……特徴的な外見をした人物だった。
    ほっそりとした体格で、背は少しだけ自分より低いくらい。短く整えられた眉に、アーモンド型の、青みがかった黒い瞳。そして、左半分がセミロングの白髪、右半分がベリーショートの黒髪という、なんとなく、トランプのジョーカーを思わせるような風貌をしていた。おそらく、この事務所の所属タレントなのだろう。
    「 え?俺、助かったの……?ジーマーで?」
    「 これから、助けるんだよ。足見せろ、怪我してんだろ 」
    そう言葉をかけると、おずおずと足を差し出してくる。……捻挫のようだ。
    かなり腫れて、熱を持っている。
    ひとまず冷却スプレーと救急キットで応急処置をして、背におぶった。
    「 ……ありがとう、ゴイスー助かったよ。でも、その、大丈夫?重くない?」
    「 あ"ぁ?これでも一応訓練受けてる。気にすんな、仕事だ」
    少し、つっけんどんな物言いをしてしまっただろうか。
    きっと、発見されるまで不安だったろうに。
    しかしうまく言葉が見つからず、気まずい沈黙が流れた。
    それを破ったのは、青年の方だった。
    「 ……俺、浅霧幻って言うの。まだ、駆け出しのマジシャンだけど。……君の名前、聞いていい?」
    「 ……石神、千空だ」
    「 そう。……今日は助けてくれてホントにありがとう、千空ちゃん」
    そう言って、青年はふふっと笑った。
    「 ……いきなり呼びタメかよ」
    あまりに人懐こくて、戸惑ってしまう。
    「 じゃあ、千空ちゃんも俺のこと、幻って呼んでいーよ?」
    なんと、秒で懐かれた。雛鳥並みのお手軽さだ。流石に芸能人として警戒心がなさすぎるのではないだろうか。
    なんだか妙な奴を拾ってしまった。
    ……そう思いながら、千空は彼を連れて建物から慎重に避難した。

    そのあと、有名になったマジシャンにテレビ越しに告白されるのは、また別の物語。
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