こもやま☆quiet followDONEハッピーホワイトデー ##小説 ベリトが振り返ると、少年が笑顔で小ぶりな包みを差し出してきた。「貢ぎ物とは関心じゃねえか」 少年がこの日のために何日も前から準備をしていたのは知っていたし、贈る相手に自分が含まれていることももちろん想定していた。包みを受け取り中を覗くと、赤と黄色、青と色鮮やかな菓子がみっつ。(これは、…フォトンか。なるほど、コイツらしい) それぞれに施された異なるデコレーションの細かな凝りようは、期待以上の出来栄えでベリトも驚いた。少年に満足していることを伝えると、早速返礼の品を渡す。少年は驚いた様子で、戸惑いながらも受け取る素振りを見せたが、「…」「? どうした」 手を伸ばしかけて、そのまま止めて。琥珀色の大きな瞳にベリトを捉えたまま、意味ありげに微笑んでいる。「なんだよ」「お礼をくれるベリトの顔はどんなのかなっ、て…」 言い切らないうちに、少年は吹き出して笑った。少しだけ顔が赤い。「恥ずかしがるなら言うんじゃねえよ」「ごめん。でも、大満足ってやつかな」「そうかよ」 少年の髪をくしゃくしゃに撫でてやる。 二人じゃれ合うのはいつものことなのに今日はやけに、心が弾む。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow こもやまDONEパーぐだ♂ チョコ こもやまDOODLEパーぐだ♂ 2 こもやまDOODLEパーぐだ♂ 某魔法学校風パロバレンタイン 3 こもやまDONEパーぐだ♂ 海! 3 こもやまMOURNINGぱぐだ♂ボツ下書き供養 3 こもやまDOODLEパーぐだ♂ 3