発展途上国の片目の街娼
誰だったか「外国に行ったら市場を見て女を抱け」と書いた作家がいた。
実践した。たしかに市場は活気があり日本に無いような品物が並んでいて面白かった。夜は女だ。風俗店は面白くない。街娼を狙う。発展途上国の盛り場だ。写真を撮ったらヤクザに取り囲まれ、スマホを取り上げられそうになった。
なんとかスマホを取り返し立っている女を見てまわった。やけに若い女がいた。「誰が買うのか?」と聞きたくなるようなくたびれた女も多い。20分ほど物色していると、目を引く女がいた。服装はきちんとしているが、片目が灰色なのだ。丸顔で人の良さそうな表情をしていた。気に入った。値段の交渉をして安宿に連れ帰った。
女を抱いてから通訳アプリで話をした。こんな所では本番よりも、会話の方が面白かったりする。女の最初の言葉はこうだった。
「目が病気で御免ね」
病気で片目を失明したそうだ。
「目でセックスするわけではないからね」
と応えたら笑っていた。片目がないから、なかなか客を取れないのだそうだ。
約束通り日本円に換算すると2500円ほどを渡して女を帰した。面白い経験をしたと思う。

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