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    miku_138

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    ノリでかいたコラロ
    生存再会if

    #ローコラロ
    rollCall

    恩人に捧げる ポーラタンク号の空気の入れ替えもあってベポに周辺の地図を作成してもらってから春島を選んで浮上し、船を崖近くに隠した。
     賞金が30億になったおかげでおれは迂闊に船から離れることができない。
    「おい、おれは周辺薬草見繕ってくるおまえらは情報と食料の確保しておけ!!」
    「アイアイキャプテン!! 患者と食料ですね!!」
    「ちげえ!!」
     おれのクルーはどうして善意に思考を捻じ曲げるのが得意なんだ?
     情報を得るにはてきとうに恩を被せるのが早いのは確かだが、こっちの備蓄問題と顔が割れやすくなるから面倒だと、何度も説明してやってるのに意味がない。
     そんなことはどうでもいい。
    「森にでも行くか」
    「キャプテン〜暗くなる前には戻って来てくださいよ〜その位には患者が待ってますんで!!」
     これだ。もういい、変な情報を掴まなければ。
     こんな森をコラさんとふたりで旅をしたのを思い出す。
     あの頃は体中痛くてコラさんも恨めしくて世界が憎かった。
    『ロー……ロー起きろ。ロー暁で空がきれいぞ』
    『うるさい!!空がきれいだからってなんだ!!おれはもうおれもうこんな世界どうでだっていんだよ!!』
    『ッガキがそんあことを言うんじゃねぇ。きっと幸運があとから』
    『後からっていつからだよ!?今か!だったらどうしてフレバンスのみんなは死んだんだ!!!』
    『……すまない。おれはおまえをまた、傷付けちまったな』
    『ロー、見てみろ。勿忘草だ』
    『知ってる』
    『ローは物知りだなぁ!!』
    『……ラ、妹が好きだった』
    『そうか、ならどうやったら育つのかも知っているのか?』
    『キョーミないから知らねぇ』
    『ならコラさんがローに教えてやるよ!』
    『キョーミないって言ってんだろバカコラソン!!』
     今考えるとこんな悪態ばかり吐いていたクソガキをコラさんは本当に辛抱強く一緒にいてくれて愛してくれた。
     結局勿忘草の育て方を聴けずじまいであの島で全部が終わった。
     気づいたらポーラタンク号の近くに戻ってきていた。
    「あ、キャプテンー!!このオジさん足が動かないんだって」
     ベポのウルウルした視線のせいで断ることができない。
    「おー、お若いの申し訳あありませんなぁ。このジジイ裏路地に寝床を構えておりましてな療養所などには行ってられんのですよ」
    「おい、元気そうじゃねぇか?」
    「お若いのそうカッカなさらないでくだい。わたしはわたしよりも若いヤツにもヘソクリを渡してでもソイツを療養所をいれたいんですよぉ。結局ジジイのヘソクリはいらなかったですがね。わたしは老い先短いのでね」
    「………チッ、足首の捻挫だ。原因に心当たりは」
    「ああ、捻挫だけですんでいたのかそれは良かった。だが、ロシーは気にしそうだな。あの子はあの子で投げつけられた植木鉢が直撃したのに」
    「いくら、体が頑丈だからってより飢えてる子に分けたりするからまだ働き盛りなのに細い所があるからねぇ。ま、なんにせよ感謝するよお若いのおおーもう治ったのかまるで魔法みたいだ」
    「おい、じいさん」
    「なんだいお若いの」
    「そ、そのロシーって人はどうやって療養所に入れたんだ」
    「…………お若いの海賊だろう?」
    「それがなんだ」
     絶対にここで情報を聞き出さないと後悔するわかりきってる。だから焦るな冷静に情報を得なけれ。
    「あの子は取引をしたんだろう。よろしくない相手と人攫いしている格好のいい若い奴らを見かけくなった。昨日今日の変化だがね」
     あのじいさんが言った取引が本当なら人身売買が関わっている可能性がある。
    「クソ!距離があるな」
     じいさんから教わった場所何処だ。

     気づいたら目的場所についた。
     扉を蹴破った先にいたのは床に倒れていた。コラさんの周りには、空の薬びんがそこら中に転がっていた。
    「コラさん!!!」
    「ろー? ああこれは夢か? 夢でもいいキレイに治ったなぁコラさんの言ったとおり幸運は後から」
    「コラさん!?コラさん!!」
     胸は上下している。心音も脈拍も異常はない薬を仕込まれたにしては安定している、コラさんの体格の良さが薬に周りを遅くしてるのか?
    「おや30億困りますねぇそこにラリってるのを職業安定所に届けなけ」
    「おい、お前覚悟はできるんだろうなぁ……」

     いけ好かない奴はメスでバラバラにして、そこらに撒いてからコラさんの身体をスキャンをしてる異常がないか調べたが、一般人よりも多く仕込まれていた。
     コラさんを抱えてシャンブルズで一気にポーラタンク号に戻ってきた。
     ああ、念の為言ったほうがいいか? 目の前のじいさんは面白そうにこっちを見てあがる。
    「おい、爺さん」
    「なんですかいお若いの」
    「そのロシーさんとやら攫ってもいいか」
    「疑問ですらなそうですなぁ。まぁあの子は海に出たがってましたし丁度良いでしょう」
    「海賊だぞ」
    「あなた殺人好まなそうですし」
    「何より、あの子ハートの海賊団を探してましたしねぇ。丁度良いのですよキャプテントラファルガー」
    「食えないじいさんだ」
    「長生きの秘訣ですよ。ああ良い航海を」
    「じいさんも足挫くなよ」

     コラさんは浮上するに当たって他の仲間たちと違って黒いツナギを着て甲板でタバコを吸っていた。
    「海は広いなー」
    「何当たり前のこと言ってんだコラさん」
    「いや、だってさ。お前を探してたらお前が夢に出てきてそれが夢じゃなかったからな」
    「おれもコラさんが生きてとは驚いた。そして何度も言ってるがタバコをやめろ」
    「おれの生きる糧のひとつだから許してくれねぇかロー?」
    「ダメだ。後コラさん隠し事してるだろ」
    「…バレてたかぁ……いやな、おれはおまえを愛してるだろう?」
    「何当たり前のこと言ってるんだ?」
    「だから、別のモン混じちまったんだ。可哀想なロー逃しやできない」
    「……ハァ?」
    「ごめんなぁコラさんおまえのこと惚れてるからおまえもおれに惚れてほしいなぁコラさんは」
    終わり
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