恩人に捧げる ポーラタンク号の空気の入れ替えもあってベポに周辺の地図を作成してもらってから春島を選んで浮上し、船を崖近くに隠した。
賞金が30億になったおかげでおれは迂闊に船から離れることができない。
「おい、おれは周辺薬草見繕ってくるおまえらは情報と食料の確保しておけ!!」
「アイアイキャプテン!! 患者と食料ですね!!」
「ちげえ!!」
おれのクルーはどうして善意に思考を捻じ曲げるのが得意なんだ?
情報を得るにはてきとうに恩を被せるのが早いのは確かだが、こっちの備蓄問題と顔が割れやすくなるから面倒だと、何度も説明してやってるのに意味がない。
そんなことはどうでもいい。
「森にでも行くか」
「キャプテン〜暗くなる前には戻って来てくださいよ〜その位には患者が待ってますんで!!」
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