「ようこそ、歓迎しよう」
　男が多少芝居がかった動作でラインハルト・ハイドリヒをうながすように手を広げると、石畳がうごめき、組み変わりはじめた。城の廊下のような空間が変化していく。
　精緻な細工が施された調度品で飾られた部屋は、たしかに知らないというのに、妙な親しみやすさを感じて、鍔をつかんで下げた軍帽の陰で戸惑いに目を伏せる。
　二脚の椅子の片方に座るように勧められるが、どうにも足が動かない。警戒している、というのもあるが、困惑が強い。
　そんなことは知らぬとばかりに、長い黄金の髪をゆらして男はラインハルト・ハイドリヒの手を取った。導かれるまま、椅子に座らされる。
「卿の好み、あててみせようか」
　男は対面の椅子に腰をおろして、くすくすと悪戯を思いついたような表情で笑った。

【明主♀】女巫传说年轻骑士骑一匹雪白骏马，悠然踏向森林的入口，侍从们有的拿着红色丝线留下路标，有的捧着羊皮纸绘制地图，个个都稍显躁动胆怯，原因无他，只因在传说中，性格反复无常的女巫就居住于这篇幽暗的四茶森林，触怒她的人都会被她偷去心肝。

“不必担心。”骑士的恬然一笑，腰间佩剑隐约闪着寒光，“若是女巫出现作恶，必叫她成为剑下亡魂，再不能为祸世间。”
侍从们被那笑容感染，纷纷鼓掌道：“哦哦，不愧是明智阁下，不愧是陛下手下最英武的骑士，明年的今天必然是那女巫的忌日。”
骑士只是笑而不语，只是策马继续向前，层层树荫笼住骑士银白色的盔甲，为它覆上一层幽暗的薄纱，他肩头的乌鸦则歪过脑袋，倏然飞向空中。
实地考察下来便发现传说中女巫栖居的森林并不可怖，最多只是幽暗静谧了些，森林里没有人烟也没什么黑魔法的迹象，让骑士与侍从们的努力显得有几分可笑。