幼い頃に刃お姉ちゃんに誘拐されて、キスや筆下ろしで精通までさせられた丹恒。ずっと刃の事を忘れられず頭の片隅にあったけど、ある日突然刃は引越してしまいそれから会えずじまいになっていた。大人になった今、当時刃が働いていたソープに行ってみることに。
意を決して店内に入ってみたものの、女の子の一覧には刃の姿がなく、流石にもうこの仕事を辞めたのかと愕然として帰ろうとしたら、店の奥から電話を持った店員が現れ丹恒に渡してくる。
「刃ちゃんに何か用かしら」
電話の主はここ一体の風俗店を取り仕切っているカフカだった。
「刃ちゃん、今は固定客の相手しかしてないの。その人にもうすぐ身請けて貰う予定よ。でも君は何か話したいのでしょう?今夜、もう一度この店にいらっしゃい」
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