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    kurubus_i

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    ハドラー君考(エニアグラム編)獄炎ひとまず過去編が落ち着いたのでハドラー君をエニアグラムから考えてみる。
    なんだその知らん単語は?となるのが予想できるので簡単にいうと人間の性格類型ジャンルのひとつです。(性格類型ジャンルって何!?だと思うんだけどいろいろあるんです。面白いよ。創作に使えると思って勉強している)
    幼少期に抱いた「囚われ」に対し、自動的に防衛反応が組まれる、それが一般的に性格と言われるものである、というような考え方。この防衛反応によって9つに分類されます。
    これの面白いところは、健全度という縦軸が存在するところ。防衛反応という鎧に気づき、それを脱ぐことができた姿(統合)、逆に防衛反応の自重に抵抗しもがき苦しむ姿(分裂)を、一つの軸により説明が可能。

    それでハドラー君のタイプがどれか、いくつか私の中で案が出ました。
    ①メイン3 統合6 分裂9
    ②メイン4 統合1 分裂2
    ③メイン6 統合9 分裂3
    完全な決め手には欠けるけども個人的には現状③を推している。

    以下詳細
    ①メイン3(達成する人)3w4
     統合6(忠実な人)6w5 分裂9(平和をもたらす人)9w8
    〇論拠
    ・魔軍司令が一番好きで原作の中で最も印象強く、そこからメインを3と考えたパターン。
    ・フレイザードが推定3w4(メインタイプの両隣のタイプをウィングと呼び、9類型をさらに細かく分けることができる)なので、生まれた当時の精神性に影響されたと考えられる
    ・自分を価値ある存在と語る反面自分の無力さと無価値さに内心気が付いている→自他を使い捨ててでも成功(価値)を得ようとする、自分は無価値ではないと証明しようとする態度(タイプ3)から、自他を認め、親衛騎団(仲間)を信頼し、協調的態度を見せる、他人を出し抜いたりマウントに使うのではなくサポートして支えられる(タイプ6統合、超魔ハドラー)という展開と読める

    〇反論
    ・魔軍司令は相当追いつめられているが不健全タイプ9的な「おれはなにをどうやってももうダメ」という無気力状態を感じられない。(まあそんな状態に陥るヒマもなかったんだが)価値を得るために必死にあがいて結局ダメで燃え尽き症候群、という流れはハドラーには無かった
    ・獄炎のハドラーの野心的な姿は「自分は無価値かもしれない」という恐れから始まっていると言いきるには弱くないか?もしもそうだとすればバルトスにもタイプ3の恐れが反映されていないとおかしいのでは?

    ②メイン4(個性的な人)4w3
    統合1(改革する人)1w9 分裂2(助ける人)2w3
    〇論拠
    ・獄炎ハドラーの「自分たちは異端であり、それは特別性なのだ」という主張から根本を4と考えたパターン。ここの台詞をみると3よりも4的な世界観に感じる。己の社会的価値をマイナスとされて理解者をえられないことを、プラス価値に読み替える思考。(それゆえにマイナスでい続けようとする、マイナスであることに陶酔する傾向があるのが4。「自分は他の人と違い大きな欠陥がある、みんなのように普通になれない、でもきっとそれこそが私の価値で特別性である、だから理解者がほしいけれども理解してもらえるようなら私の価値は減じてしまう」)ダイ大でも異端に触れているが獄炎は特にその傾向が強く、アバンとハドラーふたりの主人公もそこに触れるのは当然の流れかも…
    ・やせっぽち時代の台詞をみても、どうも本当のところは仲間を得たいのだが得られないように見える。突出していることによる孤独と、その正当化を感じる。
    ・獄炎時代から根本では自分の理解者を得られない特別性に固執していたが、超魔生物になり、地に足をつけて理想を追うことにより、アイデンティティが揺らがなくなり、1統合したという展開になる

    〇反論
    ・やせっぽち時代から「自分は特別だ/欠陥がある」という感覚があったとしても、それに陶酔して現実を無視しているようにはあまり思えない。わりと最初から地に足付けて現実をやってるイメージある
    ・4健全度高→凍結で大幅低下とすると、不健全としての態度は2になるが、バルトスへの怒りに「自分の寛大さを裏切った、恩知らず」の印象はあまりない(個人的に)、どうせ自分は誰にも愛されない!!自分は可哀想な被害者!的なムーブも特にない。不健全2としてみるならそのあとの魔軍司令を権威者へのすりよりとみなすべきか?


    ③メイン6(忠実な人)6w5
     統合9(平和をもたらす人)9w8 分裂3(達成する人)3w4
    〇論拠
    ・魔軍司令をメインではなく分裂状態と考えたパターン(6分裂3)
    必然的に根本は6ということになる。6は、自分の判断を信じるよりも、なにかそのコミュニティにおける権威のいうことを聞けば間違いはない、これの言う通りにすれば大丈夫だ、という思考をたどる。自分自身は信頼できないので、これを信じればいい、そこに舵を預ければ間違いないというなにかを強く拠り所にしている(それが様々なのでいろんなタイプ6がいる)。故に信じているものに忠実で信心深くさえある。同時に、本当にその舵取りに身をゆだねていいんだろうか?という猜疑心、不安を抱いている。(その不安を認められず全然不安なんかじゃないんだが!!?するのが対抗恐怖)
    そこから考えると獄炎凍結後のヒュンケルへ怒鳴り散らす姿はいかにも対抗恐怖の6っぽい。
    ・墜ちた魔王のハドラーが「お導きください!」モードになったのも6的。信じる対象をバーン様に切り替えたのだと読める
    ・それ以前の、凍結前ハドラーはなにを拠り所にしていたのかと言えば、おそらく魔界の強さ至上主義なんじゃないかなあと思う。魔界のルール弱肉強食を信じることが、自分の突出の孤独を正当化する手段であったと考える。
    (なんかそう考えると地元最強・負け知らず非行少年ヤンキーが、敗北により世界観崩壊したところで、ヤクザに拾われて、ボスに忠誠誓うストーリー展開なんだな…)(となると、ハドラーVSバ様ってちょっとした父殺しだな)
    ・ああでも健全度低下してバルトスに信じていいの???て試し行為してたから、バルトスやガンガにも「信じてる」ところはあったんだろうなと思う。依存が裏返ると強い反発、嫌悪になるのが6。「失望したよ」とかもそこから来るのだと思う
    ・凍結後ハドラーは「自分が信じていたものは間違っていたかもしれない」という不安でいっぱいの状態と考えると、そりゃあ…コンディション万全とは言えないわな…
    ・結果タイプ3分裂(魔軍司令)→極限まで追い詰められ、とうとう自分がしがみついていたものを手放し健全度回復、自分自身に立脚し、どっしりかまえたタイプ9へ統合(超魔)、精神に余裕がうまれる、外へ強い依存をせず裏切りに過度におびえなくなる、というストーリー

    〇反論
    ・①~③共通だけど獄炎ハドラー初期が健全度高めで初手からこうなるか…?やせっぽちとの整合性とれてる?と疑問が(そりゃあ、後付けだからしょうがないだろ…とも思う)
    ・魔界の弱肉強食的なものを信じているという見解があってるかどうか。(読み返してないのでちょっと自信がない)


    現状一番それっぽいのではないかと思うのは③なんだけど、まあ私のエニア理解やハドラー理解がどっかでミスってる可能性もあるし、これと決めつけたいわけでもないです。
    ハドラー君のキャラ変に感情がついていくのが大変なので補足理論がほしかったのだ。ずっとまとめたかったので満足。


    ーーーーーー
    余談
    ・個人的現状認識 MBTI+エニア(認識は変わる可能性があります)
    ハドラーESTJ 6w5 6に引きずられてSJに見えるだけでMBTIタイプについてはまだ検討余地あるかも?
    バーン様ENTJ 8w9 これでしかない
    ミストINTJ 4または1?
    キルENTP テンプレートで考えると7w8か8w7なんだろうけどキルの囚われわかんない トライタイプには4あるかも 
    ・バーン様は絶対絶対8w9がいいんですけど、そうなると敗北したバ様のその先の精神状態が分裂5になって、内に閉じこもる可能性がある…かも…。神経質と臆病さ、悲観、ニヒリズム等々。でもそこから回復して統合したら8の統合先は2なので、他者への労わりを身につけたり自分の心に目を向けることができる…かもしれない…ね…?(言いながら自信がないよ)でも自分が描いてるバ様からミストへの態度は健全度高めで2ぽさ出てる8のイメージなのかもしれない。
    ・ミストは1-4ラインを感じるもののどっちがメインなんだか自信がない、6説みたことあるけど個人的にはミストが6メインとは思わない。

    思いついたら追記する。


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