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    sour_flat

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    hariyama_jigoku

    DONEグラデカ小説。習作。.

     例の騒動の後、フルカネリは王都預かりの身となりデカラビアもアジトで監視付きの生活を余儀なくされていた。だが、過度に拘束されることはなく、ソロモンの意向で軟禁のような形になっている。
     その動機はどうであれ、行ったことは立派な反逆だ。グラシャラボラスはもう気にしていないものの、普通はそう簡単には切り替えられない。他のメギドが遠巻きにするのもしょうがないのだろう。
     だが、元々仲間内での交流は盛んではなかったデカラビアだ。不自由は苦にすれど、詰めるような言葉にも軽くいなすか黙殺するかのどちらかのようで、意には介してはいないようだった。むしろ、親しげに話しかけられることこそ迷惑そうな節がある。
    「よう、デカラビア。何読んでんだ?」
     そう声をかけた瞬間、デカラビアの眉間に皺が寄りじとりと鋭い視線が向けられた。この顔である。
    護衛の仕事の合間を縫ってアジトに訪れる度、 こうして構っているのだが反応は芳しくない。どうせ一人なのだからと昼食に誘ってみるが、その渋面は相変わらずだ。
    「別に何でもいいだろう」
     素っ気ない返事を他所に、机に積まれた本を覗き込む。暇を持て余したデカラビアが本を読 4172