のってBLANKタイトル「白紙」雪が積もった道は白紙のようだ。私が自転車で走ると線ができる。仕事の帰り道、空に輝く光をみつけた。あれは星だろうか?飛行機だろうか?私は凍った道を自転車で走る。もう見えない。でも振り返ればあの光はあるのだろう。私は帰るために走る。冷たい風を切り走る。光は後ろへ。先が暗闇でも、わたしは前へ走ろう。 156 1