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    sa_ttgr

    @sa_ttgr
    えちち〜なのとか際どいのとか

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    sa_ttgr

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    龍楽が沖縄にいく話。
    本にするつもりだったので7幕構成くらいのつもりでした。

    どうして海は青いのか1.
    プロローグ

    3月のいつだったか、春の陽気が頬を擽るようになった時期に、龍と琉球居酒屋の入り口に掛かった陽気な色の暖簾をくぐったときのこと。
    「龍之介くん! よく来てくれたね」
    「〇〇さん、お久しぶりです、お元気そうで何よりです」
    都心より少し離れた下町の、雑居ビルの2階にその場所はあった。民謡音楽が控えめに店内を彩る優しい小さな空間。龍のお気に入りの隠れ家らしく、店長が一人で切り盛りしているんだと向かうタクシーの中で教えてくれた。俺が店内のどこか懐かしい内装と雑貨をまじまじと眺めている間に、龍が先頭立って店長らしき男と談笑を繰り広げている。
    「龍之介くんが何度もここに足を運んでくれるのは本当に嬉しい」
    と、その男は目尻に皺を作るほどに笑みを浮かべている。日焼けして照明にてかる肌が、どことなく龍と同じ世界の生まれであることを意識させる。
    「実家の味付けによく似てるんです。味は濃いけどしつこくない感じが…毎日でも食べに来たいくらいですよ」
    そうこぼす龍の声も一切嘘偽りのない音色を奏で、さざなみのように優しい。
    「沖縄に帰省する予定はないんですか? 奥さんと娘さん、向こうにいらっしゃるって」
    「んー、お陰様であんまり休みが取れなくてね。顔は見せなきゃとは思ってるんだけど」
    時々気が抜けたようにお互いに混じるうちなーぐちが心地いい。カウンターとキッチンを隔てる少し高まった棚に並ぶ泡盛の瓶を眺めるのも飽きて、会話に加わろうと龍の隣にずいと並んだ。
    「龍、俺のことも紹介してくれ」
    「あ、ごめんごめん」
    「おっ、噂の八乙女楽くん! テレビで見るより男前だね!」
    またも目の皺をキュッと滲ませながら、男は快活に笑った。ストレートな物言いと地黒の肌から覗く真っ白いエナメル質の歯列に、思わず同じように目を細めてしまう。太陽のようなまばゆさを確信する。このひともきっと素敵なひとだ。
    「ありがとうございます。おじさんも負けてないですよ」
    「参ったなぁ、娘に初めて自慢できることが見つかったよ…いやいや、ごめん。立ち話をさせるつもりはなかったんだ。座って座って」


    まずはこれ、お通しね。と素朴な木彫りのカウンターの上に差し出されたのは、白いプリンのような艶やかなものと海ぶどう。
    馴染みのあるそれは多分ジーマーミ豆腐という沖縄の郷土料理だ。いつだったか口にしたものはもっと真四角くてこんなにトロトロとしていなかったので、作り手によって様々な形をしているんだと納得する。
    スプーンで掬おうにも、胃に収まりたくないのか逃れるように塊ごとぼてっと器の中にダイブしてしまう。やっとのことで咀嚼したそれは、ほのかに落花生の甘さが残る穏やかな味だった。
    「楽、何飲む?」
    「どうすっかな…」
    目の前に差し出された酒のお品書きには、ずらりと泡盛の品名が並んでいて思わず唸る。いつもは大体ワインやビールなのでまったくもってどれが初手に相応しいのか見当がつかない。
    しかし手書きのそれはご丁寧にも辛いものから甘いものまで、度数の高さもグラフ化されていて非常に分かりやすい。店長の心遣いと性格が現れているようだ。

    「全然決められねえ、すごい種類だな」
    「お勧めはこれ」
    助け舟とばかりにキッチンからニュッと腕が伸びてきて泡盛の品名を指差す。少しだけ甘いけど、爽やかでご飯に合うよと添えられてじゃあそれでとはにかむと、龍は横から慣れた風に俺は前飲んだこれでと注文をつけた。

    箸でひとつぶの肉塊を摘み上げ、てらりと光るそれに迷わずかぶりついた。
    脂が溶け出したラフテーが舌先に触れると、融点が低いのかじゅわとそこからたちまち輪郭が消えていく。ひと噛み、またひと噛みするともう肉汁しか残ってなく、しかし旨味は舌の上をずっと転がっているそれをつまみに泡盛を喉に流し込む。贅沢なひとときだ。
    「うま…」
    思わず口にすると、龍は嬉しそうにそうだろ、楽は気に入ると思ってたと声を弾ませる。二人して帰路のことなどなんのその、グラスを口に運ぶ手が止まらない。
    料理の味付けが濃いのでいくらでも飲めてしまう。地元にいるときの龍はたがが外れたように酒を流し込むと記憶しているが、これは確かにストッパーを失ってしまうかもしれない。グラスをことりと置き、アルコールの熱を逃すようにふうと息をはいた。微かに龍が肩を震わせ笑う気配がした。視線を感じるので、俺を見て思うところがあったのかもしれない。

    「…そういえば、噂って? 俺、何か噂されてたんですか」
    店長の言葉で引っかかっていたつっかえを口にすると、何故か龍が箸を置き慌て出した。あ、あ、と声にならない何かを吐き出しているようだが無視して店長の瞳を見据える。彼はああ、と顔を上げて小指を立ててクイクイと曲げた。
    「龍之介くんが前来たとき、次はすきな人を連れてくるって張り切ってたもんでさぁ」
    てっきり彼女かと思って。とからから笑う店長と、隣で固まる龍。
    恐らくそのように豪語したときはぐでぐでに酔っ払って、気持ちが大きくなっていたのだろう。背が丸まっていく大きな物体を横目で盗み見ると少し潤んだ金色がごめんと雄弁に訴えかける。

    この場合どう反応するのが正解なのかわからず、顔には出さずに俺は逡巡した。
    「彼女じゃなくてすみません。一応俺たちアイドルなんで、その」
    「わかってる、わかってるよ! 龍之介くんが八乙女くんを好きっていうのはこうして見てて、すんごく伝わるよ」
    「えへへ、照れますね」
    途端に調子良く頬を掻く龍の横っ腹をカウンターの下で強めに小突いた。これは照れ隠しではなく、もう少し酒に緩む口に気を付けろという警告だった。龍にもその意図が伝わったのか、痛がるような素振りも見せることはなく「ミミガーください」「辛めの泡盛、いいの有りますか」とのたまっていた。

    それからたくさんのご馳走を箸で摘みながら色んなことを話した。二人は龍のダンサー時代から知り合いだったこと。龍が上京した時期、同じように東京で店を開いたこと。沖縄には紅葉という概念がないので、こちらで赤い葉っぱを見て大層驚いたこと。雪が本当に冷たくて驚いたこと。(これには龍も大きく頷いていた)
    龍が思い出に浸りながら昔を語る様は、どこか、他人の雰囲気がある。俺はその別人のような龍が愛おしく、そして少し苦手だった。




    すっかり夜も更けて、そろそろ帰ろうかとお互い目を合わせると店長も空気を感じ取ってか口直しの飴を一つずつ渡してくれた。

    「八乙女くん、また来てね。勿論龍之介くんも」
    「美味かったです。ご馳走様でした」
    「どれ?どれが良かった?」
    珍しく龍が口を挟んできた。献立の参考にでもするつもりだろうか。少し思案して、ぼんやりと肉が頭の中に浮かぶ。
    「あの…ヤギの刺身? ヒージャーだっけ。意外といけた、また食いたいかな」
    「おっ、いけるかい?嬉しいなぁ、来るとき仕入れとくよ」
    「ありがとうございます。楽しみにしときます」
    「ヒージャーはいつも食べるものではないからなぁ。うちでは出せないか」
    少し残念そうに微笑む龍に、普段のメシも旨いから気にすんなよと肩を叩くと仲良しだね、アイドルのグループって険悪なのかと思ってたよとあんまりなことを言われたので、「仲良いグループ多いですよ、アイドリッシュセブンとか。戯れてきて可愛いですよ」と何となく先輩風を吹かせてみた。

    タクシーに乗り込んで一通り今日食べたものについて盛り上がったあと、不意に龍が「地元戻りたいな」とぽろり溢してぎょっとする。TRIGGERはどうすんだよと非難めいた言葉を投げつけると違う違うと両手を顔の前で懸命に振った。そして、ぱたりと腕を落として再び背もたれに体を預け脱力する。
    「少し、三日とか…沖縄のにおいを嗅ぎたいんだ」
    都会のビルの強い光が、龍の横顔を照らしたり、暗闇に隠したり忙しなく動いている。白く浮かび上がる輪郭や目の下の窪みが、心なしか以前より痩せ細って見えたことに喉に小骨が刺さる心持ちだった。無理もない、こうして忍んで夜街に遊びに繰り出したのは本当に久々なのだから。

    龍は普段仕事のストレスを表に出さないし、愚痴なんてたまにしか言わない。何でも言ってほしいと積極的にアプローチしてるものの、俺の方が相談事は多いくらいだった。
    だからこそ弱いところを晒してきたのに心底驚いたのだ。
    龍、里帰りしたかったのか。

    「できれば楽と行きたくて」
    「俺と? どうして」
    「そうなってから、二人で行ったことなかったし」
    そうなってから。その言葉にこの狭い車内で内容を突っ込むほど野暮でも子供でもなかったので俺は黙っていた。代わりに無防備に放り出されたしなやかで大きな手をゆっくりと握る。指と指の隙間に全ての指を通して、小指から少しずつ。
    「…一緒に行ってくれる?」
    龍と視線が交わる。空気がほんの少しほどけたが、当事者しか気づかないような僅かな変化だ。その期待の籠もった爛々とした瞳に返事はせず、軽く息を吐いて夜景に目を向けた。

    行為を肯定と受け取ったのかは分からない。
    けれどその後龍は「今度の連休、沖縄行かないか」と突然打ち明けてきた。
    あの夜から実に半年ほど過ぎた、9月という残暑が厳しい季節だった。





    2.
    二泊三日


    さて、そんな弾丸ツアーの日は瞬く間にやってきて、忙しなく身支度を整える俺たちを尻目に天がのんびりと起き出してきた。
    当然と言えば当然か、一言目はあくびまじりの説教からだった。
    「気をつけてね、特に火遊びは厳禁だから」
    「うーん、俺たち煙草とか吸わないから大丈夫だよ?」
    「バッカ、女の話されてんだぞ」
    噛み付くように横から口出ししてやると、え、でも天は俺たちのこと知ってるのに。と不満げに口を尖らせる。龍は自身の酒癖の悪さを問題視していないため、度々こうした認識の齟齬が起こる。天も呆れたようにため息をついてマグカップに茶を注いでいた。

    天は俺たちの関係を見て見ぬふり…ではないが、一応認めてくれている。恋してる二人の顔、かわいいよ。でもオフのときだけにしてね、と珍しく諭すように祝儀を述べていたあの時は可愛げがあった。
    けれど悔しいが天の言うことは最もで、俺たちが旅行するにあたって注意すべきなのはスキャンダルに他ならない。特に龍は地元ということもあり、羽目を外したときの事故が起こらないよう俺も監視する側に回らなくてはいけなかった。
    こんな小旅行で絶賛這い上がり中のTRIGGERの未来を台無しにしてはならないことは俺も龍もよく分かっている。それにこの件については、姉鷺にもレモンより口を酸っぱくしてさんざ注意されていた。大事な時期に変なことに巻き込まれたらタダじゃ置かないわよと、巻き込まれたらナニでも切り取られるのかと冷や汗をかくくらい尋常でない気迫だったので、二人揃って黙って頷くことしかできなかったのだ。今思い出しても背筋が軽く冷える。
    「龍、気を付けろよ。俺も外ではできるだけ飲み過ぎないようにするから」
    「う、…わかったよ。飲み歩きの夢が…」
    「そんなことしたら、一生家に上げないから」

    俺の家なのに!?と泣き言を喚く龍に、時間がないことを告げて二人分のスーツケースを引っ張った。
    「おい、搭乗まで2時間ないぞ」
    「うわわ、やばい。もうこんな時間か! 天、俺たちがいない間ゆっくりして」
    「うん、いってらっしゃい。束の間の休息楽しんで」
    ウィメンズの寝巻きで玄関まで見送りに来た現代の天使にお土産期待しとけと呟き玄関口を開けると、返ってきたのは甘いちんすこうでいいよとまったくもって可愛くない言葉だった。

    ✳︎

    那覇空港に着くと、『めんそーれ沖縄』とでかでかとはためく旗がまず目に入り自然と気分が上がってくる。ちらりと龍の顔を盗み見るも当人は大して表情に変化がなく、まあそりゃ何回も見てる光景だろうし当然だとも思う。勝手知ったるようにずんずんと出入り口目指して歩いていくので、何となく手持ち無沙汰でサングラスのつるの部分を触ってみる。まあこんなところでのんびり闊歩してても体格が良く目立つ俺たちはすぐに身元がばれてしまうだろう。また龍が人妻にとっ捕まっても困るし、今は行動の早さが有り難かった。

    沖縄の風は、心地よく俺の頬をひと撫でして歓迎してくれた。東京の夏の終わりを感じさせない残酷な暑さとは違い、真っ直ぐに柔らかく照りつけるような暑さだ。この時期だからなのかもしれないが、やけに優しく感じる。
    だからといって肌にも優しいというわけではなく、タクシー乗り場に向かう最中日焼け止めを塗りたくった。片手で塗るなんて器用だねと呑気な感想を述べられ、綺麗に焼ける奴は羨ましいよなとじっとり睨んでやった。

    1日目はホテルに荷物を置いて、ひと泳ぎしようというプランだった。宿泊先は以前仕事のとき泊まったことのある、龍の母親の再婚相手が経営するホテルである。
    深い理由があるのかと勘繰ったが、なんてことはない。プライベートを約束されるスイートルームの予約を出発ギリギリでとれる都合のいい宿泊施設が、融通のきくここしか無かったという話である。今時期観光地は掻き入れ時なこともあって満室のホテルもかなり多かった。
    二日目はどうやら違う宿をとったらしいが、どこなのか尋ねると曖昧に誤魔化されてしまったのでそれ以上詮索もしなかった。サプライズということであれば乗ってやろうと思う。




    「サーフボード、本当は持ってきたかったんだけど」
    「でかいし重そうだもんな」
    「別に、大して重くはないんだ。でも確かに少し邪魔かな」
    手ぶらになって、水着姿で砂を蹴り上げる龍の顔はいつもより幼く見える。なんだか可愛くてキスをしたくなったが、プライベートビーチでもなくまばらだが人がいる海辺では到底無理なことだった。
    「それに、今日は楽と一緒だから。楽とできることをしたい」
    眩しい太陽の煌めきを浴びて細められた、龍の瞳とかち合った。この何気ない仕草と柔和な笑みに何度胸を打たれてきただろう。何人の女がコロッと骨抜きにされたのだろう。
    「俺も。折角のデートだしな。とりあえず泳ごうぜ」
    「うん」

    柄にもなく、押し寄せる水のカーテンに走って飛び込んだ。幾度となく見た透き通るさざなみに心を踊らせながら少しずつ沖の方へ向かっていく。
    不思議なことに、子供の頃よりも大人になった方が海が楽しいのである。子供の頃海に連れてこられた記憶もないためかもしれないが、あの頃は特に憧れもなかった。
    しかし今になって、何故かひとりでに動く水に追いかけられるのが楽しくてはしゃいでしまう。こんな姿を見て幻滅する奴もいるだろう。らしくない、タイプじゃないとがっかりする奴も。けれど今は龍しかこんな姿見てないし、仮に見られたとしても、堂々とこれも八乙女楽だと胸を張って言えるのだ。
    「楽しいな」
    波に足を取られながら走り回ると、反応はなかった。不思議に思いながら同じように足だけ海に浸かった龍を仰ぎ見ると、真っ直ぐに俺だけを見つめていた。潮騒や喧騒が一瞬だけ遠ざかる。俺と龍だけがフレームにおさまっているような、撮影スタッフのいない二人だけのドラマのワンシーンのような錯覚をおぼえる。

    龍は何故か顔を赤くしていた。
    ベッドの中で不意打ちとばかりに愛をささやいてやって、振り向かれたときの表情にひどく似ている。どうしてそんな顔をするのか。
    「龍、すげー顔してる」
    「えっ、そうかな」
    「余裕なくて可愛いぜ。ここでするような顔じゃあないかもな」
    俺の追及に更に顔を赤くして、ちょ、ちょっと…とざぶざぶとそのまま海へ繰り出してしまった。おい、俺を置いてくなよ。と突っ込むのも可哀想で、追いかけるように水に飛び込む。想像よりもずっと温かい水が、太腿へ、腰へ、胸を包み込み、やがて肩口へとかかる。水中へ顔を突っ込むと、数メートル先を泳ぐ龍の姿が鮮明に見えた。エメラルドがかった透明な世界がこんなにも美しい。そして魚のように自由自在に走り回る龍も。視線に気づいたのか、手招きして呼び寄せるようなジェスチャーをされて何も考えずに近づいた。

    (なんだ?)
    真横まで泳いで、龍は視線を泳がせた。そして突然に俺の頬を両手で挟み込み、唇を俺の唇に押しつけて、離れた。柔らかいとか、何も考える暇はなかった。
    驚いて勢いよく顔を水面に出す。

    「………っ、ぷは、おま……!」
    「はぁ! はぁ、はは」
    「はぁ、おい、天に言われたこともう忘れたのかよ!」
    「ごめん、ごめん。でも一応確認したから…」
    「そういう問題じゃねえよ…!」
    慌てて人目を気にするも、幸い近くを泳ぐ人影は見当たらない。ほっと胸を撫で下ろすが、まだ心臓はバクバクと暴れていて、しばらく手をつけられそうになかった。
    この鼓動の煩さが嫌いではなく、寧ろ胸の高鳴りに近い気がするのに決して気づいてはならない。龍の顔がまだ赤いことにも、じっと見つめられていることにも。
    「ごめん、たまらなくて…」
    何が、とも訊けずにゆらゆらと揺れるみなもの下を眺めていた。目の前の気配が気になって、何の情報も脳に入ってこない。
    柄ではない。ここに来てからずっと柄でないことを強いられている。

    龍の大胆な行動に翻弄されている自分がいる。いつもは俺が龍を翻弄してやっているのに。
    内側からじわじわと侵食する熱に耐えきれず、俺は垂直に水に顔を沈めた。
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