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    ammmec

    @ammmec

    途中経過のものを置きがちです。
    完結したものはしぶに移行し、こちらのページは非公開に変更する予定です。

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    ammmec

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    ◆アクスタ遊び◆

    曦のシャツと澄のキャップを透過させたアクスタでお着替え遊び(簡易版)をして遊んでいるだけの写真です。
    自分用に1つ作っただけなので、今のところアクスタの頒布予定はありません。ご希望があるようでしたら検討します。

    Tap to full screen (size:2815x2159).Repost is prohibited
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    Replies from the creator

    ammmec

    SPUR ME書きかけの話。一旦別れる曦澄です。
    キリのいい所までで尻たたきとしてアップします。
    それでももう6000字越えてるんだ……3000字くらいの短い話にしようと思ってたのに……。
    書きかけ 晩夏の青 さわさわと、蓮の葉が風に揺れる音がする。花の盛りが終わり、今は大きく育った葉だけが悠然と揺れていた。それに蛙や虫の声、遠くからはふくろうの声も聞こえる。夜空にぽっかりと浮かぶ正円の月を見上げ、江晩吟は手に持った盃を唇に寄せて傾けた。
     いい夜だ。口の中に流し込んだ酒もまたまろやかで、舌の上でゆったりと味わってからこくりと飲み下した。
     蓮花湖に臨む四阿で、欄干にゆったりと身を預けるようにして、髪を下ろし寝衣の上から薄手の羽織を肩にかけた江晩吟はひとり酒の味を楽しんでいた。この頃は忙しく私的な時間を設けることもできずにいたが、しばらくぶりに余裕ができて、息抜きにと夜の空気を楽しむことにしたのだ。
     真ん丸の月は静かに、それでいて煌々と、辺りにあるはずの星々の光を飲み込んで輝いている。その薄くも鋭い黄金色を見ていると、ひとりの男の瞳を思い出すのだ。藍家の宗主、藍曦臣――かつての江晩吟の恋人だった男。今は何の縁もない男。
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