こたつ外は雪がちらつき、炬燵に入っていても肌寒く感じる室内。
ルフィはそれまで頑張っていた宿題に飽きてしまったのか、天板に顔をつけ横で同じようにノートにペンを走らせるサボの顔をじっと見ている。
サボもその視線には気づいているが、敢えて触れずノートと参考書に視線を巡らせていたが、耐えきれずにペンを置きユックリとルフィの方へ視線を向ける。
視線が合った瞬間にサボの視界が光に包まれ、呆然と視線と動きが止まってしまう。
「ん?サボ?どした?なんかぼーっとしたてねェか?」
天板に頬をつけたままルフィがサボに声をかけ、数秒後
「すまねぇ、ちょっとぼーっとした」
そう口にしながら、まだサボの視線はルフィの顔をぼんやりと見つめている。
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