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    mura_ty

    CQL・MDZSに夢中:
    とつぜん中国語が読めるようになりたい人生になった者

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    藍湛、生日快乐〜🥳

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    chunyang_3

    MEMO観音廟の後、藍忘機と別れ一人で旅をしている魏無羨が蓮花塢に立ち寄って金凌と出会う話。CQLを見終わった時に全て終わった後の金凌と魏無羨が再会するのを見たいなと思っていたのですが、魏無羨から両親の話を聞く話になりました。※原作の番外編の再会とは異なります。
    話を聞かせて 目の前に広がる蓮の花の咲く景色を瞳に映し、魏無羨は大きく深呼吸をした。早朝の水辺の空気そのものを吸い込んだような清々しさに、自然と顔が綻んでしまう。朝食を売る屋台の呼び声が聞こえ、波止場の街には既に活気がある。
     この世から消えてしまってからの十六年。決して短くない時の流れの間に変わってしまったことも変わっていないこともある。蓮花塢には少しばかり前にも来たけれど、その時はこんな風に優しく吹く風を感じる余裕は無かった。慌ただしく走り抜けるばかりだった景色が、今は目の前に悠然と広がっている。
     今になって思えば、魏無羨が帰る場所というのは元々この世には無かったのかもしれない。ここ蓮花塢は幼い頃から育った場所でとても大事でかけがえのない存在であることは今も昔も変わらないけれど、魏無羨が帰る場所では無くなってしまった。それは、江澄に江家を破門される前から頭では理解していたことだったが、こうして訪れてみると改めて実感する。
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    1111狂聡ワンドロワンライ 紅葉 額
    葉枯れのころ 中学最後の秋に修学旅行で東京に行った。
     大阪から東京は想像以上に遠くて、兄が住んでいるのはこんなにも遠い場所なのかと驚いたのを覚えている。スケジュール通り各地の観光名所を巡り、最終日前日の自由時間には流行っているというよく分からない食べ物や飲み物を持って大きな公園に連れて行かれ、女子が写真を撮り続けるのに付き合わされた。と言っても、聡実は邪魔が入らないように周囲を見ながらただ彼女たちを横目にぼーっと風景を眺めてるだけだった。30枚、40枚近く撮影しそろそろ終わりかという頃に動画を撮り始めた。またなん十回とリテイクするのでとっくに胃袋に収まった食べ物のごみと、楽しそうにしている女子にも声をかけて不要なゴミを回収し、近くのゴミ箱へ捨てに行った。人工物と自然のちょうど真ん中のような、計算され管理されている植物たちはちょうど紅葉し始めた季節で、青い空に映えた赤や黄色がとても美しく聡実はスマホを取り出して写真にその風景を収めた。空とビルと紅葉、SNSでよく見るその構図は実際に目にすると確かに写真に撮りたい衝動に駆られるものであった。親と兄に写真を送り、スマホをしまおうと思ったその時、ふと成田狂児のトークを開いて写真を送ろうかと思った。今まで何かを送ろうと思っても言葉が浮かばなくて何度も入力しては消し、あの日以来トークを進められずにいる。ふと、間違ったフリでもすれば良い会話のきっかけになるかなと思ったが、友人に声をかけられて送れないままスマホをカバンにしまった。
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