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    IFにIFを重ねる話。の、2話目。
    鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
     また、ここから創作キャラクターも混ざってきます。許して(謝罪の意)

    ※2022/3/23 改訂

    遭遇 互いの体の使い勝手に慣れて、早くも一週間が経った。師範の慶蔵と親しい間柄であり、かつ狛治のことを本当に心配していた人は少なく、しかし彼ら数名は狛治が戻ってきた事に安堵していた。だが狛治は彼らに会うと腹を括ったかのような面持ちで素流の道場から身を引く旨を伝えた。

    「良いのか?お前は師範が認めた男なんだ。わざわざ出て行かなくったって良いんだぞ?」
    「頭に血が昇っていたとはいえ、剣術道場の連中を皆殺しにした俺が、……素流の教えに泥を塗った俺が、ここにいる資格なんてない。なので、この土地をしばらく預かってほしいんです」
    「お前は悪くない!悪いのはアイツらだ!因果応報だ、お前がやってなきゃ俺がぶん殴ってた!誰もお前を責めたりしねぇよ!」

     この時代で、多くの罪を背負ってきた自分を心配してくれる人など居ないと思っていた。しかし師範の人柄が功を成したのか、それともたまたま知人がびっくりするほどのお人好しだったのか。責め立てる事なく気を遣ってくれる事に逆に申し訳なくなってくる。だが、この人になら任せられるといった人物がいて良かったと思う。もう一押しと、狛治は真剣な顔つきで応える。

    「それでも、けじめを付けさせてくれませんか」

     ……狛治の並々ならぬ覚悟に、その人は口をつぐんだ。
     いつまでもここに居ては情報収集もままならない。それに、自分達の存在が周りに迷惑をかけるかもしれない。もしかしたら鬼が悪知恵を働かせて人質のように扱ってくるかもしれない。そんな事になる前に、狙われる可能性が元からあるのならこちらから近づいてやろう。そういう魂胆を心の内に秘めながら。

    「……いつでも帰ってこいよ」
    「ありがとう、ございます」



    ❇︎ ❇︎ ❇︎

     道場を離れて当てもなく歩き続け、何度も日が落ちては日が昇って新しい一日を歩くだけで過ごしていく。残念ながら無一文なので、人里から少し離れた森に入って手頃な寝床を探す毎日だ。人里離れた場所には、人の手が入らなくなってしまったお堂があるものだ。見つからなくても、手頃な木に寄りかかって仮眠を取れればそれで良いか……と思案する。

    『狛治、鬼がいる』

     頭の中でそう話しかけてきたのは、自分の体内に身を隠している“鬼になるはずだった残骸”、猗窩座であった。狛治は足を止めて周囲を警戒する。

    「……何処だ?」
    『お前の後方だ。隙を狙っている。不自然に動けば警戒されかねない。ここは俺に任せてそのまま適当に歩け』
    「良いんだな?」
    『お前が死ねば俺も死ぬ。無駄死にしたがるほど落ちぶれてはいない』

     狛治は再び歩き始める。真っ暗な森の中、行くあても特になく彷徨い歩く人間は、鬼にとっては格好の餌だろう。
     しかし哀れかな。その鬼が今獲物にしようとしているそれは、“鬼のなり損ない”だ。


     狛治の首めがけて伸ばされた鬼の腕が掴まれる。狛治の背中、軽く羽織られた柔道着の下から腕が伸び、その腕が鬼の腕を掴んだのだ。腕は鬼をたやすく投げ飛ばす。その腕の正体……猗窩座はずるりと背中から這い出る。最初は幼児のような体格であったが、猗窩座が敵である鬼を目で捉えると狛治と同じくらいの体格にまで成長する。しかし猗窩座は不服そうに狛治の羽織っていた柔道着を見る。

    「邪魔なんだが」
    「大切なものなんだ。我慢してくれ」
    「……分かった。まぁ、背中が日光で焼けるよりは幾らかマシだろう」

     投げ飛ばされた事に未だ理解が追いついていない鬼は数回瞬きした後、体制を立て直して二人を睨みつける。

    「な、何なんだよお前ら!人間だと思ったのに、人間の匂いだって思ったのに!鬼を身体の中に飼ってるなんて聞いてねぇよ!!」
    「“飼っている”とは人聞きの悪い。……ところでお前、鬼になってどれくらい人を食った?」
    「あ?3人だが、」
    「それにしては弱い。本当に3人か?『一人も喰っていない』の間違いではないか?」
    「猗窩座、話し込んでいる場合じゃないぞ」
    「だがな狛治、ふと気になったんだ。食事の新たな疑問点を思いついてしまったんだ」
    「『人間は食わない。獣の肉か俺の血で繋ぐ』って話し合って決めたばっかりだろうが」
    「それはそうだが、こうやって実際に鬼と対峙して新たに疑問が浮かんだんだ。それはだな──」
    「オレを無視して話し込んでるんじゃねぇ!!」

     狛治と話す猗窩座に苛立った鬼が距離を詰める。しかし猗窩座は狛治の方を見たまま、拳一つで軽くはたき落とした。猗窩座の拳を受けた鬼の頭は無惨にも破裂し、体は地面へ叩き落とされる。
     しかし、さすがは異形なる鬼。潰された頭が再生し始める。出来上がった口からは信じられないと言いたげな声が漏れるばかりだ。

    「『人を喰った鬼を食うと間接的に強くなれる』のではないだろうか!」
    「却下だ!!そんなゲテモノを口に入れるんじゃない!!」
    「冗談だ。人を喰って強くなるなど馬鹿馬鹿しい。鬼の肉など論外だ。鬼の体になろうとも、俺はお前の残骸だ。鍛錬を重ね、肉体を極限まで高める事で俺は至高の領域へと足を踏み入れる事が出来るだろう。お前が有限の時を過ごして強くなるのなら、俺は無限の時を消費し鍛錬を重ねて強くなる。そうする為には食事の時間すら惜しいからな。だから、これのような軟弱者と同じ方法は取らない」

     猗窩座は足元で頭の再生をしている鬼の頭を踏み潰す。執拗に、入念に踏み潰す。狛治には猗窩座の心の内が何となくわかる。怒りと不愉快さに混じり、鬱陶しいと思っているようだ。

    「猗窩座、お前じゃ鬼は殺せない。珠世さんが言ってただろ」
    「鬼の弱点は頸なんだろう?そこを入念に叩けばあるいは──」


    「ですが、それよりも頭部をスパッと切ってしまった方が、効率良くありませんか?」



     知らない女性の声が狛治の隣からした。猗窩座は咄嗟に距離を取るべく後方へ飛び退く。

    「あら?そちらも鬼ですね。双子でしょうか、貴方と顔がよく似ていますね」
    「……お前は、誰だ?」

     狛治が後退りながら女性に聞く。しかし狛治の隣に居ながら彼女からは足音がしなかった。こんなに接近していたのに気配すら感じられなかった。何なんだ、この人は……。狛治の額に冷や汗が浮かぶ。

    「狛治、“アレ”はダメだ。あの刀はダメだ、太陽の気配がする」

     狛治は隣に立っている、蝶の髪留めをした女性が持つ刀を見る。鞘に収められているので形状までは分からないが、それが珠世さんの言っていた『日輪刀』というものなのだろう。

    「……もしかして、鬼殺隊か?」
    「あら、ご存じなんですね。でも驚きました。そちらの鬼、まったくこちらに敵意を見せなければ、喰ってやろうという意志すら感じない。それに仲睦まじいところを見るに、そちらは鬼になってある程度時間が経っていますよね?本来ならば既に食べられてもおかしくないのに、なんとも不思議なものです」
    「邪魔するんじゃねぇよ女ァ!!」

     猗窩座に踏み続けられていた鬼の頭部がようやく再生し、鬼は鬼殺隊の女性に爪を立ててくる。しかし女性は身軽な動きでひょいとかわし、刀を鞘から抜き取って剣先を鬼の首元に突き刺した。
     その刀は、刀と言うにはあまりに細かった。多分、刀を軽くする為に刃の腹を極限まで削り取っているのだ。その為、刃先だけが唯一の攻撃手段なのだろう。その女性の戦い方は“突き”に特化していた。
     鬼は動かなくなった。そして体がどんどん朽ちていく。鬼もどうしてそうなっているのか全くわかっていない様であり、苦しそうな声を上げる。

    「どうですか?藤の花の毒、鬼には効果的面なんですよ」

     はにかむ様に笑って見せるその女性が、猗窩座だけでなく狛治にも恐ろしく感じた。その笑みが本当のものではないと分かったのだ。うわべだけの、取り繕った笑みだ。その上、先ほどの鬼に対しての一撃も鋭く、この女性が只者ではない事を物語っている。
     そして分かってしまった。彼女が次に手にかけるのは───

    「猗窩座は違う!猗窩座は俺なんだ!」

     猗窩座を後ろに隠すように、狛治は女性の前に移動した。女性は「はて、」と首を傾げる。

    「“違う”、とは何でしょう?彼は紛れもない鬼。貴方もそれを理解していますよね?」
    「猗窩座は人を喰わない!これから先も人を食わないと約束している!コイツが人を食ったら俺がコイツを殺すとも決めた!だから──」
    「“人を食べていないから”、何ですか?そんなものは免罪符になりません。若い芽は積む、危険は早めに対処する。早期発見・早期治療が病に効果的である様に、その鬼が人を食う前に排除する。当たり前でしょう?」

     鬼殺隊としては至極当然、当たり前のことである。人に害をなす鬼を一刻も早く滅殺することで、人間たちは危険に脅かされることなく幸せを享受するのだ。鬼という存在はありふれた幸せを奪いにくる。
     だが己は、猗窩座は違う。それだけは断言できる。だから狛治は女性の前から身を引かない。女性は困ったと言いたげな顔をする。

    「鬼と人が仲良くできれば、どれほど気が楽でしょうか。私もほんのちょっとは考えるんです、人と鬼が仲良く手を繋ぐ“もしも”を。でもそれは“もしも”の話で、現実では絶対起こり得ないもの。今は大丈夫でも、これから近い将来にその鬼が人を食べるかもしれません。手がつけられなくなる前に、犠牲が出る前に手を打つ。……私、おかしな事言ってますか?」

     この女性も意志を曲げないつもりだ。狛治はどうにか説得を試みるべく思考を巡らすが、そんな時猗窩座が狛治の隣にまでやってくる。そして、何を思ったのか正座して女性の方を見、頭を下げた。

    「俺たちに……狛治に相応しい死に場所をくれ。俺たちは今までに何度も選択を誤ってきた。俺は狛治の過去までは共有されていないが、ただ一つ『大切なものを守るために強くありたい』という気持ちだけは共有している。俺もこの力を正しく使いたい、正しくありたい。俺を殺す事でお前の気が晴れるのならそうすれば良い。だが、少しでも俺の行動が癪に障るのなら、むごたらしく死ねるための場所をくれ」
    「猗窩座、」
    「みっともないと揶揄しても構わん。だが、俺のせいで狛治にまで間違った道を進ませたくはない。狛治が鬼にならなかった奇跡を、俺が鬼の細胞を一手に引き受けられた奇跡を無駄にしたくはない。
     お前、鬼殺隊なんだろう?狛治を鬼殺隊にしてやってくれ。狛治は並の人間より強いぞ、鬼である俺が保証する」
    「猗窩座!」

     自殺行為に近い猗窩座の行動を止めようと狛治は呼びかけるが、猗窩座は覚悟を決めた様に頭を上げて女性を見据える。女性の視線が猗窩座の頸に向けられるのに気づくと、狛治は一層焦りを見せた。

    「鬼の口車に乗るのも癪ですが、分かりました。せめてもの慈悲です。苦しまない毒で殺して差し上げます」

     女性が一度刀を鞘に収め、また刀を抜く。刀の刃先が月光を反射する。風に乗って鼻に届いた毒の匂いが先ほどのものと変わっていることから、鞘の中で毒を変えたのだろうと見抜く。
     女性が構えを取り、突きの一撃を猗窩座の頭部へ繰り出すその直前、狛治が猗窩座を押し退けてその刀の腹を掴み取った。女性の一撃は、並の人間では到底目で追える様な速さではない。しかし狛治はその早い一撃を阻止したのだ。しかも猗窩座は勿論の事、自分の体に刀の切先が触れない様に徹底されている。……だが阻止することが出来たのは偶然だったのだろう。飛びつくような姿勢に無理があったようで、一撃を受け流した狛治は体制を崩して倒れた。

    「……猗窩座は人を喰わない。何なら、お前たちの目指す悪鬼滅殺にだって手を貸す。だから、俺たちに猶予をくれ。俺たちが持つこの力を、お前たちの掲げる正義のために使わせてほしい」

     よろめきながら立ち上がり、狛治は猗窩座を庇う様に前に出る。後ろへ隠された猗窩座の瞳も、『狛治に手を出したら容赦しないぞ』と言わんばかりの目をしている。女性は二人の顔を交互に見たのち、やれやれと言いたげな表情を浮かべた。

    「“最終選別”。鬼殺隊に入りたいのなら、最終選別を通過する事です。貴方なら、もしかしたら合格できるかもしれませんね。それに、合格できずに死亡したとしても『所詮はその程度だった』と一蹴するだけで済みますから」

     女性は穏やかな表情を浮かべたまま刀を鞘に収め、狛治たちの後ろを指差す。

    「ここからさらに奥へ進み、『阿留多伎霽吽あるたき せいうん』という男性を訪ねてみてください。彼ならば、貴方たちの求める答えを出してくれるかもしれませんよ。彼には私から連絡を入れておきますので」

     それでは、と軽く手を振ると女性はそのまま翔び去ってしまった。まるで蝶のようだな、中身は蜂よりも恐ろしいが……などと考えつつ、しかし緊張が解けて力なく座り込む。

    「狛治、無理しすぎだ」
    「お前だってこれ以上にない無茶しやがって」
    「ここで俺が死ぬ様だったらそれほどの価値しかなかったに過ぎない。だが狛治は人間だ。きっと鬼殺隊として活躍でき──」
    「そういう意味じゃない」

     思った以上に声が張り上がった。猗窩座は口をつぐみ「悪かった」と謝罪すれば、ゆっくりと幼体化していく。

    「そろそろ日が昇る。暫くお前の体内で寝かせてもらうぞ」

     「素流」と書かれた柔道着を暖簾のように退かし、猗窩座はそのまま狛治の背中へと入っていった。



    ❇︎ ❇︎ ❇︎

     数分後、太陽が地平線から顔を出した。朝焼けに照らされながら獣道をただ一人で進む。
     やがて開けた場所に出る。すると人が住んでいる形跡のある家屋が目に入った。戸をたたき、中にいる人を待つ。

    「何じゃア朝っぱらから」
    「あの、貴方が阿留多伎霽吽さんですか?」
    「ワシのこと知っておるのか。……あぁ、テメェさんがしのぶちゃんの言ってたヤツか」
    「“しのぶ”?」

     初めて聞く名前だが、多分あの時の女性の事だろう。
     阿留多伎という男は顔を狛犬の面で隠す、年寄りの男だった。しかし腕を見るとかなり鍛えられているように感じる。ただのご老人というわけではなさそうだ。扉が開いた時に炭や焦げ臭い匂いが鼻をくすぶってきたのを察するに、鍛冶屋だと思われる。
     しかし、『狛犬の面』か。つくづく狛犬に縁があるな、と狛治は心の中で悪態をつく。

    「とりあえず上がれや。こんなジジィがひとりで刀を打っているような、うすら寂しい場所じゃア。遠慮せんでええぞ」

     頭をかきながら阿留多伎は踵を返して作業場に戻る。扉を開けたままにしているが、多分狛治を招き入れているのだろう。狛治は頭を下げたのちに上がりこんだ。



    ❇︎ ❇︎ ❇︎
    【閑話休題~阿留多伎霽吽について~】

    「ワシゃ、阿留多伎霽吽あるたき せいうん。これは本名じゃねェ、いわゆる“筆名”って奴だな」
    「俺はそ……狛治です」
    「何でぃ、苗字があるならそっちも言わんか」
    「……俺は『守るための拳だ』というあの家の教えを……守るための力を血で穢してしまった。こんな俺に、あの家の苗字を名乗る資格はありません」
    「だが、その家の連中はテメェさんの事を認めたんだろう?テメェさんの勝手な判断で、その人らの意志を否定するんじゃねェよ」
    「……俺が素流を語っても、良いのでしょうか?」
    「ワシゃテメェさんの言う『素流』など微塵も知らん!だから名乗れ。お前さんにとって『素流』ってのは誇りなんだろ?なら胸を張って誇れ。他人にその誇りを語れ。間違った使い方をしたと分かっているのなら、次から改めりゃ良いんだよ。テメェさんはこう、変に頭が硬いなァ。柔軟性が足りねェぜ、柔軟性が!」
    「はぁ……柔軟性ですか」


    「阿留多伎さんは刀鍛冶なんですね」
    「おうよ。それも、鬼殺隊の連中が持ち歩く日輪刀を打つ職人じゃ」
    「日輪刀を?」
    「おうおう、やけに食い入るなテメェさん。しのぶちゃんも言っていたが、テメェさんは鬼殺隊に入りたいってクチか?理由は?」
    「……無意味に死ぬより、誰かの役に立って死ねるのならと思って──」
    「ッカァー!何でそうテメェさんは後ろ向きな心構えしてるんデェ!こういう時はビシッと『戦えない人たちを守るため』って胸張って言うモンじゃア!
     テメェさんがその口で言ったんだろうが。『守るための拳』なんだろ、テメェさんの力は」
    「……はい!」



    概要:阿留多伎霽吽さんは町外れの森に鍛冶場を構える日輪刀の職人だ。鬼殺隊の隊士たちが使用する『全集中の呼吸』もある程度習得しており、彼は『岩の呼吸』という流派の元で修行していたらしい。しかし他の呼吸よりも肉体がものを言う岩の呼吸の鍛錬は想像を絶するもので、阿留多伎さんはその鍛錬に耐えられず途中で降りたと自傷気味に話していた。中途半端な呼吸では鬼も満足に狩れない。足手まといになるのが目に見えていたため、いつまでも鬼殺隊にいる訳にもいかないと考えたが、かと言って鬼殺隊を抜けても元の生活に戻れるほど図太くない阿留多伎さんは、鍛錬で培った剛力で刀を打つ日輪刀の刀鍛冶になったのだそうだ。
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    hichiko

    DOODLE
    まんが1について
    設定画等に特にヒスイの人が革製品を使っているとは書いていないですが、キャプテンや集落の人の手袋や鞄は革らしく見えることと、サブウェイマスターのあの靴は革だろうな……という想像から、革の話になっています。でもサブウェイマスターの靴はもっと特殊な素材かもしれないな……二次創作はかもしれない運転だ……。かもしれないけどこういうのもありでしょう運転だ………。
    皮革を生活に使ってるよねという想像は、どうやらシンジュやコンゴウの人たちの暮らしは世界各地の色々な北方民族の暮らしをモデルにしてるのかな?と思ったところから出てきました。フードつきの服を着ていたり、テント風の家に住んでいたり、国立民族学博物館を訪ねた時にモンゴル展示で見たストーブとほぼ同じものが家の中にあったりするので。ポケモンや他の動物(そもそもポケモン以外の動物いるのかもよく知らないですが)を家畜として集落周辺で飼っている気配はないので、狩猟に出たり植物を採集してきたりして暮らしてるんだろうな、罠仕掛けてるみたいだし。突如そういう生活を送ることになったノボリさんは知らないことだらけで生きていこうとするだけでも周りのいろんな人から学ぶことがたくさんあったのでしょうね。
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