Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    HayateFuunn

    @HayateFuunn

    @HayateFuunn

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 64

    HayateFuunn

    ☆quiet follow

    凪茨だったんだろうな……何を書きたかったのかもう思い出せないな……供養

    秀越学園内部、Adam専用ルーム。
    凪砂が卒業してからは共に行動することも減り、半ば茨のもうひとつの自室のようになっている。
    その部屋に、凪砂は数ヵ月ぶりに足を踏み入れる。
    「卒業して数ヵ月しか経っていないのに、どうして懐かしく思うんだろう」
    「まあ、一年のほとんどをここ中心に過ごしていたわけですから、多少なりとも愛着みたいなものは沸くのではないでしょうか?とはいえ自分も卒業したら本当に使い道がなくなるので、レッスン室なんかに改装しようと思ってますが」
    「茨は懐かしくならない?」
    「なりませんね。物、ましてや記憶への執着はありませんから。どんな小さな事象にも百万語の感想を述べられてしまう閣下と比べることも烏滸がましいですが、比べるべくもなく、自分がつまらない人間だと自覚しています」
    以前当たり前のように行っていたソファへ凪砂をエスコートし、紅茶とお菓子を用意しながら、茨はなんてことないといった風に凪砂からの質問に答える。
    その答えを、凪砂はじっと聞いていた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    HayateFuunn

    DONE貴方はノヴァヴィクで『名前を呼んで』をお題にして140文字SSを書いてください。

    140字をゆうに超えた
    まだお互い上手くやれていた頃
    ヴィクターと呼んでみてください。
    唐突な言葉にヴィクの意図を掴みあぐねて、瞬きをして振り返る。
    ソファで寛ぐヴィクは向こうを向いていて表情は読めなかった。
    「えと……ヴィクター?」
    ひとまず望まれるままに呼んでみるも、違和感が物凄い。
    ヴィクターと呼んだのなんて、それこそ出会った頃の初めの数回だ。たった二文字言うか言わないかだけなのに、他の人は皆ヴィクターと呼んでいるのに、彼の名前がヴィクターであること自体が間違いのような気さえしてしまうのだから、慣れというものは不思議だ。
    ヴィクはヴィクで押し黙ってしまうし、本当に何がしたかったんだか。
    「ヴィク?」
    「……顔が見えなければあるいは、と思いましたが。似ていませんね」
    くすくすと肩が揺れて、ヴィクのしたかったことを理解した。複雑なようなそうでもないような。ヴィクの声音はなんとなく楽しそうだっだから、まあいいか。
    ヴィクはそれ以上何も言わなかったし、俺も特に追及する気はなかったからモニターに視線を戻す。
    ヴィクが飲んでいるエスプレッソの香りだけがふわりとラボに漂った。 464

    HayateFuunn

    DONEノヴァヴィクのつもりでノヴァヴィク未満のノヴァとジャクリーンちゃまによるヴィクの髪をラプンツェルにしちゃおうみたいな話(?)3章のEDスチルが可愛くて
    メインストの流れはガン無視しているので普通に仲いい

    捏造幼少期・ヴィクのパパとママの容姿を捏造してる描写・最後の方の終わり方がなんか納得いかない などなどの懸念材料があります
    珍しく外に出ていた。
    ジャクリーンが外に行きたいと言い出して、それならと本を読んでいたヴィクも誘って連れ出そうとしたんだ。
    ヴィクには読書の邪魔だとか真顔のまま不満そうに言われたけど、最終的には読んでいた本を抱えて、ついでに分厚い本を二冊ほどおれに押し付けるように持たせつつ、大人しくついてきてくれた。
    本はめちゃくちゃ重かったけど、拒んだらヴィクは絶対についてきてくれないから、まあこれくらいは対価だと思って甘んじて受ける。
    外と言っても父さんの研究機関にある小さな中庭だ。
    そんなに広くなくて、円形の小さな開けた空間のど真ん中にいちょうの木が一本どんと植えてあってその木を見れるように四方にベンチが置いてあるだけ。
    それでもジャクリーンははしゃいで駆け回っているし、日差しもちょうど差してきてぽかぽかで気持ちよくて、その日差しを浴びるベンチで読書しているうちにヴィクの機嫌もいくらか直ったみたいだ。廊下を歩く研究員の大人たちがおれたちを見つけて手を振ってきたから振り返す。
    ヴィクの髪は陽の光を透かしてちかちかと瞬いて見える。
    そっと触ってみるけど何も言われなかった。かなり集中して読んでいるらし 3876