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    超高速回転の歯車⚙️

    @Haguruma_4126

    気まぐれに描いて気まぐれに絵をあげます もっと自重しない
    あとたまに小説

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    これも上げ時が分からなくなったもの
    表現に工夫を凝らしたら理解しづらくなった少し残念なもの、しかも起承転結を考えてない
    分かりやすさと独創的な表現を上手く調和させて書けるようになりたいですね

    脳死のあめ水溜まりを踏んで駆けていく…そんな子供を見つめる夕暮れ時。
    雨がやんで花々が閉じた視界には、オレンジと水色の絵の具を塗りたくったような空が見えていた。
    先程まで雨の為近くの店に入り雨粒を凌いでいた高校生も、丁度今自動ドアを通って帰路につく。
    そういえば私も帰らねば、さぞかし怒られるような気がする。
    でもいいだろう、今日だけの楽しみだ。私を阻む壁はない。
    ふと足元を見ると、ミミズを踏んでしまっていた。
    人間のエゴによって命を踏みにじられた小さな命。
    少し物悲しくなると同時に、自分も「そう」なりたいと湧く渇望。
    雨で潤ったはずなのに、湧く意欲は渇くばかり。
    同じように潰されたなら、私の血は塗りたくられた雨上がりのキャンバスを映し出すだろう。
    猟奇的であろう思考を隅に、気付けば傘を手放していた。
    親が勝手に選んだ、透明なビニールの傘。
    風でよく逆さまになりやすい、全部を透かして見ることができる傘。
    何故私は死にたくなったのか、疑問で仕方ない。
    そうしろと雨雲にでも告げられたのか。
    気分が悪い。
    低気圧で頭でも体でもやられたか。
    …とっとと帰ろう、怒られる気はするが。
    水溜まりを避けて歩いていく。前も見ずうつむいて、アスファルトを見て帰り道を歩く。
    雨一つで無駄に考えようとした私が負けだった。
    この程度、広い広い宇宙銀河星星星の中ではちっぽけな話だ。
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