その中身は ジェリービーンズのようなタイルや七色のペンキを使ったグラフィックアートの壁に囲われて、マーヴは店内を見回した。
「ねえ、ここのスイーツ美味しいらしいよ」
マーヴはこの店の可愛らしい内装を物珍しそうに観察しつつ、俺の言葉に微笑んだ。
「こういうのって、大人になってもときめくものだよね……マーヴもわかるでしょ?」
写真が載ったメニューには、この店の内装とよく似たポップな色合いのスイーツが並んでいる。子どもの頃憧れたキャンディーショップみたいで、どんな味がするのか想像するだけで目の前の写真がきらきらと輝き出す。
「そうだね、可愛らしいものは目を惹くからね」マーヴは上機嫌な俺を見て笑った。「それに、目を惹くものは試したくなる。そうだろ、ブラッドリー?」
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