AIちゃんが書いたソハ典小説昼下がり、当番から三池部屋に帰ってきてみたソハヤ
非番で部屋にいるはずの光世はそこにはいない。
その辺にいる仲間に尋ねたところ、光世は急遽遠征に駆り出されたそうだ。
見ると、内番ジャージがろくに畳まず部屋の隅に丸めて置いてある。
「よっぽど急に声がかかったんだなあ…」と、
畳んでやるかーと光世のジャージを広げたソハヤ。するとその下に何かがある。
「なんだこれ……?」
手に取ってみるとそれは、どう見ても女物の下着である。
しかもピンクのサテン生地でレースがついたエロいやつだ。
みつよさんはこんなもの身に着けないはずなのになんで?もしかしたら誰か他の刀剣男士のものかもしれないと思い、洗濯物入れに入れておくことにした。
それから数時間後。
夜になり、遠征部隊が帰還したという知らせが入り、光世が帰ってきた。
「おかえり!お疲れさま」
「ああ、ただいま戻ったぞ」
いつも通り挨拶を済ませる二人だが、 ふとソハヤは違和感を覚える。
(あれ……なんか変じゃないか?)
そう思った矢先だった。
突然、光世の顔つきが変わったのだ。まるで別人のような表情に驚くソハヤ。
「み、光世……?お前……」
「……ん?どうかしたか」
「いやあのさ……俺が気づいてないとでも思ってるのか?」
「何の話をしている」
「とぼけるなって!それだよ!」
「……っ!?」光世の手元には、先程ソハヤが見てしまった例の下着があった。
「そ、それは……」
「まさかとは思うけど、俺がいない間にそれを着ていたなんてことはないだろうな?」
「……」
「おい……なんとか言えって」「……」
「黙秘するならこっちにも考えがあるぜ。脱げよ」
「……何を言っているんだ」
「しらばっくれんな!今すぐ脱いで確認させろって言ってんだよ!!」
「断る」
「いいから早くしろ!!!」
「……」
観念したのか光世はジャージを脱ぎ始めた。
下履きまで全て脱ぐと、そこに現れたのは……。
「うわぁ……マジかよ……」
鍛え上げられた肉体美の上に、可愛らしいブラとショーツを身につけている姿であった。
顔立ちが良いだけに非常に様になっているのだが、それが逆にソハヤにとっては刺激的すぎる光景となっていた。
「あんたそんな趣味あったわけ?今まで隠してたんじゃないのか?」
「違うと言っているだろう」
「じゃあなんでそんなもん持ってるんだよ」
「これは主がくれたものだ」
「主ぃ?」
「そうだ。俺はこの本丸に来たばかりで右も左も分からなかった頃、色々と世話になった。それで主に礼をしたくて何か欲しいものはないか聞いたらこれを渡されたんだ」
「なるほどね……まあ事情は分かったけど、なんでそれを今ここで着てるんだ?」
「お前に見せるためだ」
「はい?」
「こういう格好をするときは見せびらかすものだと教えてもらったからだ」
「誰にだよ」
「主だ」
「だから主って一体どういう関係なんだよ!」
「なんでも主は現世からたまにこちらに来ているらしくてな。その時に俺たちの様子をよく見ているらしい」
「なんだそりゃあ……?」
「そして今日たまたま主が来た時に、『せっかくですし光世にプレゼントあげます』と言ってこれを手渡してくれた」
「そういうことか……」つまりは主による仕込みだったということだ。
「光世さ……本当は喜んでんじゃねえの?」
「そんな訳ないだろう」
「嘘つけ!めっちゃ嬉しそうな顔になってるぞ!」
「うるさいぞ。大体こんなものを着て喜ぶ奴がいると思っているのか」
「確かになー」と言いながらまじまじと見つめてくるソハヤ。
「……見るだけなら構わないが触ったりはするなよ」
「わかってるって」
「……本当に分かっているのか」「当たり前だろ」
「なら良いが……」
こうして、光世の秘密を知ったソハヤは、 今後とも光世と仲良くやっていこうと思ったのだった。
【あとがき】
今回も読んでいただきありがとうございます。
今回はリクエストで頂いたネタを元に書かせてもらいました! ご要望に添えていれば幸いです。
それではまた次回の更新をお楽しみに!
「どうだ、似合っているか」
「ああ