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    tarokmt222

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    龍虎イラストの続き
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    other8e

    MOURNING幸せであれ
    ※しじみ食べたことないので食感は検索してみたけど実際のところ知りません
    「嶺二」
    ぼくの名前を呼ぶ声にゆっくり目を開けると、ベッドの端に腰をかけたランランの姿があった。
    「おはよう、嶺二。やっと起きたな」
    ランランはぼくの頬をそっと撫でてふわりと微笑む。少しくすぐったい。カーテンの隙間から射し込む陽の光が、ランランのまだセットしていないふわふわの髪の毛を明るく照らしてきらきらと輝いている。
    「いまなんじ?」
    身を起こしながら聞くと、7時だと教えてくれた。ちょうどいい時間だ。
    体を起こしたものの疲労の残る体はまだ少しだるくて、ベッドの上でぼうっとしてしまう。ランランの小さく笑うような声が聞こえたかと思うと、ぎしりとベッドの軋む音と唇に優しく触れる感触。それにうっとりとする間もなくランランはぼくから離れて、物足りなさを感じて見上げるぼくの髪を大きな手でくしゃくしゃとかき乱した。
    「ちょっとー!」
    「目ぇ覚めただろ?朝飯作ってあるから早く顔洗ってこい」
    「うん」


    着替えは後回しにして、顔を洗って歯を磨いてリビングに向かうと、美味しそうな匂いがぼくを待っていた。
    「わー!すっごい!和食だ…!」
    テーブルには、お味噌汁に焼き鮭に卵焼きが並んでいて、どれもまだ白い 2846

    ひとき

    MOURNING【腕(かいな)】

    書きかけてなぜか忘れていた煉義の大正軸小話。
    無くした腕が痛むとみおかさんの話。
    「腕が痛むんですか」
     尋ねるアオイにこくりと冨岡義勇は頷いた。
    「でもそちらは」
    なくした右腕。
     主を失った蝶屋敷。それでも無惨との戦いで傷ついた自分たちを癒やしてくれるかけがえのない場所だ。傷ついた者たちに寄り添い、手を当て、尽くす彼女たちの中に胡蝶の意思が息づいているのだろう。
    「肉体の一部を欠損した場合、脳が欠損部分をまだ在ると勘違いしてしまって失った部分にかゆみや痛みといった感覚を覚えることがあります。しかしあまりに強い痛みというのは症例が少ないようです。…とにかく念のため傷口の検査をしましょう」

     また優しい人に手間をかけさせてしまうと、青い透きとおった瞳がそっと伏せられた。



     暗闇の中、横たわった寝台の上でハッハッと浅く息を吐いていた。時折訪れる強い痛みの波を唇を噛んでやり過ごす。
    「うう…っ」
    噛み殺せなかった呻き声が漏れた。
    右腕が、灼けるように痛い。あのとき千切れてなくしたはずなのに。
    なぜだ。
    ないはずの手首が、掌が、指が指先が、爪の間が。焼けついて痛い。
    あまりの痛みに寝台の上をのたうちまわった。寝入ろうとすると最近はいつもこうだ。
    「っふ…くっ…」 2798