WILDのような世界観・第2とっても不思議な大きい大きい、本当に大きい白い狼との出会いから数日。
狼と会いたいが為に、用もない休日にわざわざ外に繰り出す玄弥だったけど、毎度予期したかのように狼がいるので、なんだか気味の悪さがほんの少しあったりする。
でも、1回近寄ってきてくれてから一気に心の距離(幻覚)が縮まったようで、傍に寄るのは勿論、玄弥の他愛ないお話まで聞いてくれるようになった。
触りはしてない。ばい菌がすごいかもと思って。
玄弥はとてもハッピーだった。
そんなこんなで日課になったご挨拶を済ませて、さて帰るぞと立ち上がる。
いつもならばいばい、と手を振れば帰っていくんだけど、その日は何故か玄弥の傍から離れようとしなかった。
あれ?気付かなかったかな、ばいばい。してもやっぱり動かない
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