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    てん(akhm)

    @t_askhim0201320

    見せたいけど、見せたくない。
    そんな微妙な葛藤を消化する為と、
    勿体無い精神の為だけの場です。
    ひん剥きます。
    文字書き上がりなので、
    落描きにも文を付けないと
    気が済みません。
    御容赦下さい。

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    てん(akhm)

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    臧覇×張遼
    現パロ

    臧視点
    ちょいRな話

    ・つい意地悪しちゃう臧
    ・想定外なことに弱い遼

    芋 @ musotita_hrak18 さんの素敵イラストより。

    後で謝る。

    無題 「動くな、伏せろ。手を頭の後ろで組め。」
     「…随分と物騒だな。」
     「伏せろ、と言っているっ!」
     
     ベッドの上、仰向けに寝返り、望み通り頭の下に手を置く。ゆっくりと足を組んで見せると、最早苛つきを隠そうともしない怖ぇ眼が睨みつけてきた。
     不安と混乱で限界を迎えたのか、パニック起こして雑にキレやがった。仕方ねえか。
     …オレがそう仕向けたんだからな。
     
     2週間振りに会った。
     
     数か月に一度、こいつは急にオレの所から離れる。仕事だったり、家族都合だったり。
     分かっている、オレもガキじゃねぇ。理解はしているつもりだ。
     連絡もマメに寄こすし、何よりも、こっちに戻ってきたらオレの家に真っ先に来る。
     そして、土産話もそこそこに、ハグしてキスして、当然SEXして。
     お前は最高の幸せとなって、オレの元に戻ってくる。
     
     だが、知らないだろう。その幸せの分、オレは待たされてる。いつも理不尽にお預け喰らわされて。
     …温かい気持ちの裏に、つまらない暗い感情が鎌首もたげているのも事実だ。
     
     無邪気に笑いかけるお前を見たら、ふと気になった。
     この甘いルーティンを崩したらどうなるのか、って。
     澄ました顔して、褒美の様にオレに身を与えるお前は、どんな表情見せるのか、って。
     
     …なるほど、こういう反応してくるんだな。
     
     「何をニヤついている?そんなに私が滑稽か?」
     「伏せろ、だと?我慢できなくなって、ついにオレを犯す気にでもなったのか?お前、抱かれる方だろうが。」
     
     オレのつまらない揶揄に、端正な顔が歪む。
     
     「さっきから何だよ、オレの何が気に入らねぇんだよ。ちゃんと言え。」
     
     震えるまつ毛、震える声。怒りか、屈辱か。
     覚悟を決めたのだろう、ぽつぽつと言葉が続く。
     
     「…何で、何もしてこないんだ?」
     「何も?会って、オレん家で飯食って、泊まって一緒に過ごしてるじゃねぇか。」
     「しらばっくれるなっ!わ、私に手を出してこなかったじゃないかっ!」
     
     そうだよ、オレは昨夜、期待を込めてすり寄るお前を無視して寝た。
     すげぇ、我慢した。今もだ。すぐにでも抱きしめたくて仕方ねぇ。
     疼く股間を誤魔化すように、足を組みかえる。
     
     「…何故だ?いつもしてくれるのに、…。こんなこと、今まで、…。」
     
     あー、情けねぇ顔。オレの前だけだろ?その顔は。
     こんないい男が、オレの恋人なんて未だに信じられねぇ。
     
     「もしかして、もう、私に飽きたのか?
      いや、私、何かしたのか?それとも、離れているうちに気が変わったのか、他に誰かいるのかっ!?」
     
     いるわけねぇだろ、オレがどんな思いしてお前を手に入れたと思ってんだよ。
     ぐっと握りしめている拳が、細かく揺れている。
     …惨めだな、可哀そうに。だが、悪いな、もう少しオレの茶番に付き合ってくれ。
     
     「あのなぁ、オレなんて言った?」
     
     わざと凄んでやると、怯えたように体が弾む。目元が薄明りにキラっと反射したように見えた。
     ぎしりとベッドがしなり、大きな体が縋る様に迫ってくる。
     
     「…分かっているくせに、私の事など。
      お願いだ。これ以上、辱めないでくれ。」
     
     貸しているオレのスウェットパンツ、股間が主張をし始めている。思わず頬が緩んだのが自分でも分かった。
     こういう展開が好きなら乗ってやるよ。ドМめ。
     
     眼を伏せ羞恥に染まる姿が、加虐心を煽る。
     顎で指図してやると、まるで操ってやってるみたいにオレの腹の上に跨ってきた。
     良く知る体の重みが心地良い。
     
     …少し驚いた。
     思ってたよりも熱を纏っている体。汗ばんで上気している肌。
     …はあはあと繰り返される、浅い呼吸。興奮してる。こんなにも、お前はオレに欲情していたのか。
     悩まし気に眉を寄せる切ない眼元に、理性が持ってかれそうになる。
     
     オレはお前に制圧されているからな、勝手に動けねぇよ。そう鼻で笑うと、困惑しながらも自分のTシャツの裾を掴んだ。
     ゆっくりと持ち上がる布。現れるキレイに割れた腹筋。控えめに主張する乳首。
     何度も何度も見ているのに、今も目が奪われる。
     あー、最高の眺め。…くっそエロい。
     
     「…臧覇。」
     
     好きだよ、お前がオレのこと呼んでくれるの。
     だが、今は違う言葉が聞きてぇ。

     もっとオレを求めろ、口に出して言え。
     分かっている、お前のプライド踏み躙ってまですることじゃねぇよな。
     でも、オレだって不安なんだよ。お前はカッコいいし可愛いし、モテるし。
     離れている間、オレは情けないくらいずっと自分を宥めてる。
     だから、今日ぐらい、…壊しちまってもいいよな?
     
     潤んだ瞳が、じっと見下ろしてくる。
     
     次はどうしてやるか。下を脱がさせて、オレのパンツも脱がさせて、…。
     自分の擦らせながらフェラさせて、もう少し焦らしてやろう。上手にオネダリできたら、お前の望み通り、泣いて許しを請うまで抱いてやるよ。
     …オレの勃起ちんこがケツに当たってるの、気が付いてないのかよ?笑えるな。
     
     お前はオレに何を望むのか。愛の言葉か己の欲望か。どちらでも構わない、ゾクゾクする。
     早くしろ、オレもお前以上に溜まっている。待つのは性に合わねぇんだよ。
     
     「どうしたい?どうしてほしい?言えよ。
      …文遠。」
     
     形の良い口元が震えながら、ゆっくりと半開きになり、熱い吐息が漏れる。
     待ち望んだ甘い願望が溢れ出したその瞬間、点滅していたオレの理性は、あっという間に吹っ飛んだ。
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