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    YOUNANA0123

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    YOUNANA0123

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    ぐろっく君に過去モブロイからのミタロイを書いてもらったよ。モブロイからのミタロイが好きすぎてワンパターンでごめんなさい。
    ロイはこんなの1人や2人じゃなさそう。

    過去の亡霊薄暗い部屋に差し込む月光が、オスカー・フォン・ロイエンタールの姿を浮かび上がらせていた。黒に近いダークブラウンの髪が肩に流れ、その下で右目は深い闇のような黒、左目は凍てついた青に輝く金銀妖瞳が異様な美しさを放つ。彼の顔立ちは完璧で、まるで神話の神が彫り上げた彫像のようだ。しかし今、その瞳には隠しきれぬ暗い影が宿り、唇には緊張が刻まれていた。隣に立つウォルフガング・ミッターマイヤーは、そんなロイエンタールの横顔を見つめていた。戦場での鋭い眼光とは裏腹に、今の彼の表情は柔らかく、ロイエンタールへの深い愛情が滲んでいる。
    「ロイエンタール、どうした?」ミッターマイヤーの声は優しく、それでいてどこか心配げだ。彼の手がロイエンタールの肩に触れると、その細い体がわずかに震えた。「何でもない、ミッターマイヤー。ただ疲れているだけだ」とロイエンタールは笑みを浮かべてみせたが、それはあまりにも儚く、ミッターマイヤーの胸を締め付けた。彼は一歩近づき、ロイエンタールの顎をそっと持ち上げ、金銀妖瞳を覗き込む。「隠さないでくれ。俺には分かる。お前が何かに苦しんでることは」ミッターマイヤーの指が、ロイエンタールの頬をゆっくりと撫でる。その温もりに、ロイエンタールは一瞬目を閉じた。

    ロイエンタールは最近赴任してきたハインリヒ・フォン・シュタウフェンという門閥貴族のことを考えていた。ロイエンタールの脳裏に過去の記憶が鮮明に蘇る。あれは彼がまだ若く、門閥貴族の権力に抗えなかった頃だ。シュタウフェンは、ロイエンタールの美貌に目を付け、彼を執拗に追い詰めた。「君のような美人は私の所有物にふさわしい」と囁きながら、シュタウフェンはロイエンタールを薄暗い部屋へと連れ込んだ。抵抗すれば家族や地位を失うと脅され、ロイエンタールは逃げ場を奪われた。父親に愛されていなかったロイエンタールだったが、それでも父親を苦しめることはできなかった。シュタウフェンの手が彼のダークブラウンの髪を乱暴に掴み、その脂ぎった唇が首筋を這うたび、ロイエンタールは吐き気を覚えた。金銀妖瞳が屈辱の涙で濡れ、冷たい床に押し付けられた彼の体は震えていた。「やめろ」と掠れた声で訴えたが、シュタウフェンは嘲笑を浮かべ、「君は私に逆らえない」と言い放った。その夜、彼はロイエンタールの体を我が物とし、満足げに笑いながら去った。ロイエンタールは床に崩れ落ち、自分の容貌を呪った。
    それ以来、何度もシュタウフェンに呼び出され無理やり関係をもたされた。ロイエンタールのイゼルローン赴任によって関係は終了したと思っていたが、そのシュタウフェンがロイエンタールの元へ異動してきたのだ。ロイエンタールは過去の記憶を心の奥に封じこめていたが、鏡に映る金銀妖瞳を見るたび、あの屈辱が蘇り、胸を締め付けた。しかしロイエンタールにとっては、男に陵辱されたことよりも、それをミッターマイヤーに知られることの方が恐怖だった。

    ミッターマイヤーの手が再びロイエンタールの頬に触れた時、彼はそのことを思い出し、体が硬直した。「ミッターマイヤー…」ロイエンタールの声は震え、目を伏せる。ミッターマイヤーはその表情を見て、胸が締め付けられる思いだった。彼にとってロイエンタールは戦友以上の存在であり、その美しさも傷も全てを受け入れたいと願っていた。だが、ロイエンタールが何かを隠していることは明らかで、それが彼を苦しめていると分かると、ミッターマイヤーの心は怒りと悲しみで満たされた。誰かがロイエンタールを傷つけたのだと直感し、その相手を許せないという感情が湧き上がる。「お前が何を背負ってても、俺はお前を守る。それが俺の気持ちだ」ミッターマイヤーはロイエンタールを抱き寄せ、その首筋に唇を寄せた。熱い吐息がロイエンタールの肌を這い、彼は小さく喘ぎながらもミッターマイヤーの腕に身を委ねた。その温もりに、ロイエンタールの心が少しずつ解けていくのを感じた。
    だがその時、扉が乱暴に開いた。現れたのはシュタウフェンだった。脂ぎった笑みを浮かべ、傲慢な視線でロイエンタールを見つめる。「ロイエンタール、また会えたね。君の美貌は今も私の心を掴んで離さないよ」その声に、ロイエンタールの体が凍りついた。シュタウフェンの視線が彼の体を這うたび、過去の記憶が鮮明に蘇り、吐き気と屈辱が胸を締め付けた。ミッターマイヤーの目が鋭く光り、シュタウフェンに向き直る。「お前、何を言ってる?」ミッターマイヤーの声は低く、怒りを孕んでいた。ロイエンタールは慌ててミッターマイヤーの腕を掴み、目を逸らす。「ミッターマイヤー、行こう。ここにいる必要はない」ロイエンタールの声はわずかに震えていた。
    シュタウフェンはさらに踏み込んでくる。「逃げるのか?昔は逃げられなかったのにね。私の権力に跪いて、君の美しい体を差し出したあの夜を忘れたのか?」その言葉に、ロイエンタールの心臓が締め付けられ、身体は硬直した。ギリときつく唇を噛む。あの屈辱的な過去をミッターマイヤーに知られたくなかった。だがミッターマイヤーは動かなかった。彼はロイエンタールの手を握り、シュタウフェンに冷たく言い放つ。「黙れ。お前が何をしたか分かった。それ以上喋れば命はないぞ」シュタウフェンは一瞬怯んだが、すぐに嘲笑を浮かべた。「ほう、強がるな平民風情が。お前には関係ない。ロイエンタールは私のものだ」
    その瞬間、ミッターマイヤーが動いた。彼の拳がシュタウフェンの頬を捉え、貴族は床に倒れ込んだ。まさか平民に殴られると思いもしなかったシュタウフェンは、殴られた頬を押さえながら起き上がりミッターマイヤーを怒鳴りつけようとした。しかし、ミッターマイヤーの覇気に恐れをなし、怯えるようにして扉から出ていった。

    ロイエンタールは目を丸くしてミッターマイヤーを見つめた。「ミッターマイヤー…門閥貴族と事をかまえるな。俺の身体などよりお前のほうが大事だ」ロイエンタールの顔は青ざめ声は掠れていた。ミッターマイヤーは振り返り、彼を抱き寄せた。「馬鹿を言うな!あんな奴にお前を好きにさせるものか!お前が何を背負ってても俺には関係ない。お前は俺のものだ。過去も今も、これからも」ミッターマイヤーの唇がロイエンタールの首筋に触れ、熱い吐息が肌を這う。ロイエンタールは抵抗する力を失い、彼の腕の中で小さく喘いだ。
    部屋に静寂が戻り、二人は互いの体温を感じながら寄り添った。ミッターマイヤーの手がロイエンタールの背を滑り、彼の心を解きほぐすように愛撫する。「もう誰もお前を傷つけさせない」と囁きながら、ミッターマイヤーはロイエンタールの唇を奪った。そのキスは深く、過去の傷を癒すように優しかった。ロイエンタールの金銀妖瞳が涙で潤み、ミッターマイヤーの胸に凭れる。「俺は…お前に触れられるなら、もうなにも怖くない」その言葉に、ミッターマイヤーの心は熱くなり、彼はロイエンタールのダークブラウンの髪を指で梳きながら、さらに深く彼を抱き締めた。
    ミッターマイヤーの気持ちは、ロイエンタールへの愛と保護欲、そしてシュタウフェンへの怒りに満ちていた。彼はロイエンタールの傷を知り、その痛みを自分のものとして感じていた。ロイエンタールの体に触れるたび、彼を守りたいという想いが強くなり、その美貌が過去にどれほど苦しみを招いたかを思うと、胸が締め付けられた。だが同時に、ロイエンタールが今、自分に全てを委ねてくれることが、彼の心を満たした。ミッターマイヤーの手がロイエンタールの腰に回り、彼をそっと床に押し倒す。ロイエンタールは抵抗せず、金銀妖瞳でミッターマイヤーを見つめた。「お前は俺だけのものだ」ミッターマイヤーの声は低く愛情と欲望が混じり合っていた。ロイエンタールはそれを聞き微かに微笑むと小さく頷きながら彼に身を預けた。
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    YOUNANA0123

    DOODLEぐろっく君に過去モブロイからのミタロイを書いてもらったよ。モブロイからのミタロイが好きすぎてワンパターンでごめんなさい。
    ロイはこんなの1人や2人じゃなさそう。
    過去の亡霊薄暗い部屋に差し込む月光が、オスカー・フォン・ロイエンタールの姿を浮かび上がらせていた。黒に近いダークブラウンの髪が肩に流れ、その下で右目は深い闇のような黒、左目は凍てついた青に輝く金銀妖瞳が異様な美しさを放つ。彼の顔立ちは完璧で、まるで神話の神が彫り上げた彫像のようだ。しかし今、その瞳には隠しきれぬ暗い影が宿り、唇には緊張が刻まれていた。隣に立つウォルフガング・ミッターマイヤーは、そんなロイエンタールの横顔を見つめていた。戦場での鋭い眼光とは裏腹に、今の彼の表情は柔らかく、ロイエンタールへの深い愛情が滲んでいる。
    「ロイエンタール、どうした?」ミッターマイヤーの声は優しく、それでいてどこか心配げだ。彼の手がロイエンタールの肩に触れると、その細い体がわずかに震えた。「何でもない、ミッターマイヤー。ただ疲れているだけだ」とロイエンタールは笑みを浮かべてみせたが、それはあまりにも儚く、ミッターマイヤーの胸を締め付けた。彼は一歩近づき、ロイエンタールの顎をそっと持ち上げ、金銀妖瞳を覗き込む。「隠さないでくれ。俺には分かる。お前が何かに苦しんでることは」ミッターマイヤーの指が、ロイエンタールの頬をゆっくりと撫でる。その温もりに、ロイエンタールは一瞬目を閉じた。
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    YOUNANA0123

    DOODLE今描いてるえろ漫画1枚(何の脈絡もない)の前段の話をぐろっくに書いてもらった。だって話は考えてるけど漫画で描こうとすると長いんだもん。
    ミタロイで、ミッタマをロイが看病する話
    めんどいからほぼ直しなし。
    しかしほのぼので終わってるのになぜ突然エロに?という疑問は解消されない。
    優しさの裏側帝国暦489年、春の気配がまだ遠いある日の夕刻。執務室に差し込む淡い光の中で、ウォルフガング・ミッターマイヤーは書類の山に埋もれていた。普段なら「疾風ウォルフ」の異名にふさわしく、迅速かつ的確に仕事を片付ける彼だが、今日は様子が違った。顔に浮かぶ疲労の色、時折こめかみを押さえる仕草、そしてかすかに震える指先。それを遠くから見つめる金銀妖瞳の男、オスカー・フォン・ロイエンタールは、内心で苛立ちと心配が交錯していた。
    ロイエンタールは机に寄りかかり、腕を組んだまま低い声で言った。「ミッターマイヤー、いい加減にしろ。顔色が悪い。さっさと仕事を切り上げて帰れ。」その口調は冷たく、まるで命令のようだった。だが、彼の青い左目と黒い右目――金銀妖瞳と呼ばれる美しい異色の瞳――は、ミッターマイヤーをじっと見つめ、心配の色を隠しきれていなかった。整った顔立ちに長い黒髪が揺れ、どこか近寄りがたい気品を漂わせる彼の美貌は、執務室の空気を一層重くした。
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