Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    Dochi_Kochi28

    @Dochi_Kochi28
    習作も完成品もワンドロもごっちゃごっちゃ 自家発電が6割です
    各イラスト並びにSSに解釈違いの可能性あり +一部BL+R18ありご容赦ください

    当アカウントのイラスト・小説の無断転載・ほかの方への二次配布・改変・模写作品のSNS投稿+グッズ化しての第三者販売はご遠慮ください。(個人の範囲でのみお楽しみください。)
    Please do not reprint, modify, or post any copy without permission.

    当アカウントが制作した、二次創作・オリジナル問わず、イラストをAI学習サービスで利用するのはご遠慮願います。
    (※個人利用でも不可

    わたしが かいた イラストを
    AI に 学習させることは ぜったいに しないでください

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 464

    Dochi_Kochi28

    ☆quiet follow

    ショートショート
    ガルデン多め リューナイト ふっと思い浮かんだ会話劇置き場(下書き)
    コメディ多めです

    今どきのアースティア1 壁に押し付けてドンってするやつ

    女性同士の話、というものはあまりよくわからない。けれど、それが「楽しい」ものであるということは彼女たちの表情を見てわかるようにはなってきた。
    最近できた甘味と紅茶を提供する「カフェ」とかいう場所に連れてこられて、1時間が過ぎただろうか。自分と横にいるエルフの青年・・・ちょうど自分たちの目の前で会話を繰り広げているエルフの女性・・・カッツェの兄は話が盛り上がるパッフィーと彼女をぼんやりと見つめていた。話に加われるわけもないので口にすっかりぬるくなってしまった紅茶を付けたまま。

    「でな、最近な、「壁ドン」いうのが流行っとってな。」
    「まぁ。壁・・ドン?壁をドカーンとするのですか?」
    「ちゃうちゃう。壁にドン、って相手を押し付けるようにしてな、っていうやつやねん。世のお嬢さんは偉いそれにときめくらしいで。」
    「まあ。」

    「ヒッテル…わかるか?」
    「俺がわかると思うか?」
    「そうだな・・・。」

    「男前さんに一回でいいからやられてみたいわぁ。壁に、どーん。」

    「そういえば港町で一度・・・居場所を聞き出すために剣を突き付けて似たようなことをした記憶があるな。あれか?」
    「・・・それで、あのじゃじゃ馬はいうことを聞いたのか?」
    「あぁ。一応は。」
    「ガルデン。そろそろあいつを黙らせたい。いい加減に五月蠅く思えてきた。」
    「いいのか?」
    「構わない。やってくれ。」

    はぁ、と一息ついて、席を立ちあがり、重い足取りでカッツェに近づいていく。
    「なんやなんや?いきなり・・・?」
    「カッツェ。顔を貸せ。そこに立っていろ。」
    「なんやの?」
    「壁を背に来るようにして。剣・・・は流石に店内ではまずいから左手で…目がよく見えるようにした方がいいのか…」
    「へ?兜とってどないする気‥‥ひゃ!!顔!ちかい!!!」

    どん。

    「これで満足か?」
    「ふにゃあああああああ・・・・」

    「カッツェ?カッツェ??大丈夫ですか?」
    「あ、あかん・・・・耳元で・・・あかん・・・それはあかんで…」

    「やっと静かになったか。すまない。手間を取らせた。」
    「もう二度とやらん。」
    「あぁ。二度目はない。お前を撃つ。」
    「・・・肝に銘じておこう。」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works