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    Dochi_Kochi28

    @Dochi_Kochi28
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    Dochi_Kochi28

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    聖剣伝説LOM
    瑠璃の話。 
    宝石泥棒編終了後、マイホームでお泊まりする話。

    あたたかい家煌めきの都市が復活しても、真珠姫が何かにつけてここに来たがるものだから、すっかり近道を覚えてしまった。


    「おにいさまの家、あったかい。」
    暖炉のある部屋で、うたた寝しながら口にした真珠姫の言葉が、自然と思い出される。


    「この家、あたたかいな。」
    ぼんやりと、ベッド替わりの長椅子に横たわり、天井やら梁やらを見つめてみる。
    煌めきの都市の部屋の居心地は決して悪くないけれど、この家は確かに居心地が良くて、あたたかい。
    そういえば、この家で休んだのは、核が傷ついた時が初めてだったか。
    あのときは何もかも必死で、真珠姫のことだけで一杯だった。


    「自分の家、ってそんなものだよ。瑠璃も、少しずつ作って行けば良いんじゃないかな。」
    ぼんやりと、煌めきの都市で、貰った部屋のことを考える。
    石造りで頑丈なのはいいけれど、この家に比べたら、なんとなく冷たいのだ。何か家具を置いてみたら変わるのだろうか。
    「考えてみる。絨毯でもしくかな。」
    「小さめで良いなら、テーブルと椅子、作るよ。木材も結構余ってるから。」
    「頼もう、かな。あと、本棚。」
    「瑠璃が、本棚?そんなに本、あるの?」
    「都市に入ってから、ちょっとな。歴史書や地図ばっかりだが…なんだよ、俺が本読んでて、文句あんのか。」



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