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    宗像清一 設定資料年齢:27歳
    誕生日:10月17日
    身長:175cm
    血液型:A型

    ・生い立ち
     地方の名家である宗像家の本家に長男として生まれる。弟である涼二とは一卵性双生児。宗像家の当主は代々血筋よりも実力重視で決められており、分家の有能な人間を本家の養子にして跡を継がせることもある。実際清一たちの祖父は生まれは分家だがその類稀なる商才を見込まれ当主に抜擢された人物で、その跡を継げる程の人間がなかなか現れない状態であった。そんな中で清一は並外れた先見性を生まれ持っており、子供の頃から次期当主最有力候補として成長を期待されて育つ。
     母親は家柄同様厳格であり、恥をかかせないように厳しくしつけることが子供に対する愛情だと思っている。一方入り婿である父親は息子二人に甘く、清一も涼二も叱責らしい叱責を受けたことはない。そんな飴と鞭のような両親だが、特に夫婦間が不仲という訳でもなく家族仲も悪くはない。
     幼い頃から本家の人間として期待され厳しい教育を受けてきた清一だが当の本人はそんなことはどこ吹く風、物心ついた頃から自由奔放でよく習い事をすっぽかしたり言いつけを平気で破ったりしていた。それできつく叱られようがお灸を据えられようが懲りる様子もなければ「もう終わった?」と遊びに行ってしまう始末で、才能だけでなく人格も大物だと周りの大人をざわつかせることになる。
     中学校までは涼二と共に地元の学校に通っていたが、中学卒業後は親元を離れ遠方の私立高校に進学する。故郷を離れることに反対する親族を黙らせるために「知見を広めるため」ともっともらしい理由を述べはしたが、実際は人脈の拡大やコネクションの獲得が目的である。というのも宗像家は昔から親族間での繋がりを重視する排他的な空気が強く、このままでは生家が衰えると予見した清一なりに思いやった結果が自ら外部との結びつきを築くという行動である。
     親元を離れた清一は、父親の学生時代の後輩である鷲尾の元で暮らすことになる。生来の人好きのする性格を活かし、非合法な斡旋業者である鷲尾を通じて様々な業界の人間とコネクションを築くことに成功する。
     高校生活においては帰宅部として過ごしており、男女問わず友人は多かった。とはいえその交友関係は浅く広いものであり、大勢から慕われていながらも清一自身が特定の人物を特別扱いすることはなかった。また、高校在学時に人生で初めての恋人(同級生の女子)が出来るが、付き合った理由は「断る理由がなかったから」。この時明確に確立された清一の「来る者拒まず去る者追わず」というスタンスは今も健在である。放課後は主に街をぶらついたり知人と交流を深めたりすることに費やしており、三年生の時に榮と知り合ったのも繁華街である。
     また、己が外部で生家の為に動く一方で内部のことは涼二に任せるつもりであり、手伝いはするという約束で半ば強引に周りを黙らせ彼を次期当主の座に就かせた。続けて身寄りを亡くした叶を引き取り(戸籍自体は分家の末席に置かせたとはいえ)涼二に世話を任せたこともあり、親族からは何か良からぬことを企んでいるのではないかと警戒されている。
     高校卒業後は私立大学に進学。相変わらずサークルなどには入っておらず、知人の紹介で探偵事務所でアルバイトを始める。
     大学卒業後に正式に事務所の所員となる。この探偵事務所というのが少し特殊であり、依頼料が高い分踏み込んだ調査を請け負っている。具体的には身分を偽っての潜入調査や不法に侵入した上での証拠やデータの収集を行っており、何かしらの強い執念がある人間や警察に頼れない事情がある人間からの依頼が殆どを占めている。そんな中で清一は身元を隠すことなく己の顔の広さを活かした情報収集を得意としており、天然の人たらしである彼に心を許し情報を与えてくれる人間は多い。
     生家にはたまに顔を出しているものの、相変わらず「何をしでかすかわからない要注意人物」というレッテルは健在。しかし本人も相変わらずそれを気にしてはいないし誰に対しても飄々とした態度でいる。誰も逆らえないと言われている先代当主である祖父も例外ではなく、平気で口答えしたり軽口を叩いて周りをヒヤヒヤさせている。皆に恐れられている祖父にとって自分は親族の中で唯一対等に口を利ける友人のような存在だと自負しており、その態度を改めるつもりはない。

    ・性格、性質
     人として異質な部分があり、とにかく他者に期待しない。相手の能力の程度を見定めることに長けているのでそれに見合った頼みごとをすることはあれど、能力以上のことを求めることは一切ない。そもそも期待しないので他人に対して失望したり怒りを覚えることもなく、周りの目にはそれが温厚な性格として映っている。
     先見性というより正確には他人の能力や性質を見定めることが得意であり、「この人ならこういう反応をするだろうな」「あの人ならここの段階で躓くだろうな」というのが理屈ではなく直感でわかる。それに加えて運も良いので基本的に物事が予想通りに進む人生を歩んでいる。ただ、相手の反応を見通すことが出来てもそこに至る感情や思考が読み取れるわけではないので、他者の気持ちには鈍感な部分もある。加えて自己完結して説明もなく行動に移してしまうので、結果的に皆を幸せに出来たとしてもその過程で人の気持ちを無視してしまっていることが多々ある。
     多くを見通せる清一にとってはどんな人間も幼児や犬猫の様にかわいく微笑ましい生物といった認識で、決して見下しているわけではないが無意識に庇護すべき自分より下位の存在と位置づけている。なので妬み嫉みや悪意を向けられても「必死になってかわいいなぁ」としか思わず傷ついたり気分を害することはない。
     基本的に「みんな大好き」な清一なりに愛着というものは存在しており、付き合いの長いものに関しては特に大切にしたいという気持ちがある。しかしそれが執着と呼べるレベルに至ることはほとんどなく、相手に望まれればあっさり離れることが出来てしまう。

    ・恋愛観
     来る者拒まず去る者追わず。慈愛に近い愛情はあれど恋愛感情というものがよくわかっておらず、求められるから応じるといった感覚。それでも浮気や不倫はするのもされるのもNG、避妊はしっかりする等清一なりに一線というものは存在している。男女問わずモテるがたとえ付き合ったところで清一から何かしら相手に求めることはないため、大抵の場合は愛されていると思えなくなった相手から別れを切り出される。
     一時期は親族から見合い話を山のように持ってこられていたが、メリットを感じないため毎回適当に断っていた。それでもあまりにしつこいため「見合い写真をフリスビーみたいに投げて一番よく飛んだ人になら会っても良い」と言ったところ「こいつならやりかねない」とドン引きされ、以降その手の話は持ってこられなくなった(清一なりに無礼を働く相手は選んでいるので本人は冗談のつもりだった)。今は周囲も政略結婚させることは諦めきっており、清一の手綱を握ってくれる人なら誰でも良いのでは、と投げやりになっている。

    ・榮との馴れ初め、印象
     所謂お坊ちゃん校である高校の制服を着たまま夜に繁華街をうろつく榮を何度か目にしており、何かの事件に巻き込まれてしまわないか清一なりに心配して声をかけたのが始まり。榮が家に帰りたくないらしいことを知って、無理に帰すことはせず空いた時間に一緒に行動することで彼を保護する。
     将来生家のビジネスに役立つ人脈を築こうとしている清一にとってただの高校生である榮に自ら積極的に時間を割くことは言ってしまえば無益である。にも関わらず(表向きは)嫌がられようがしつこく構うのは、榮が己の異質性すらも受け入れてくれる存在であることを無意識に見抜いて手放すまいとしているからである。進路に悩む榮に己の身近な存在である鷲尾の元で働くことを提案したのもその一環だが、清一自身は自覚しておらずあくまで適材適所だと思ったから勧めた程度の認識。
     榮から恋愛感情を向けられていることには気付いておらず、告白された時は清一にしては珍しく驚いたが例の如く「断る理由がないから」とその場で了承した。その後これまでの経験からいずれフられるだろうなと考えた時に榮と離れたくないと思っている自分に気付く。恋愛感情がよくわからないなりに別れずに済むように「要望があったら応えるから」と申し出るが、逆に榮を怒らせてしまう。それでも別れを切り出すどころか自分に惚れさせてやると豪語する榮に、「やっぱりこの子が好きだな」と再認識する。

    ・涼二への感情
     良き理解者でありかわいい弟。幼い頃から自分と比べられてきた涼二を不憫に思っており、自分が継ぐとほぼ決まっていた当主の座を半ば強引に彼に譲ったのは清一なりの心遣いである。加えて叶を涼二の元に置いたことも良かれと思ってやったことであり実際上手くいってはいるが、誰の意見も求めずに独断でやったことに関して涼二にしこたま怒られた。
     一番付き合いが長い存在ということで特別に思っており、基本的に自分の意見を変えることはほとんどない清一が涼二の言うことには耳を傾けるし叱られたら反省もする。涼二が他人の気持ちに鈍感な清一に道徳や倫理を教え込んでいなければ、今は親しい人間だけに留まっている彼の奔放さの被害者はもっと多くなっていたとも言える。

    ・叶への感情
     身寄りを亡くした叶を引き取ったのは、端的に言えば涼二に彼を慕う存在を与えるため。それが涼二に自信を持たせ責任感や貫禄を身につけさせることに繋がり、彼を成長させるために有効だと考えた結果である。とはいえ仕事の関係で叶を見つけたのは完全に偶然であり、涼二を次期当主に据え置いたばかりのタイミングで涼二を愛してくれるであろう子供と出会えたことを幸運と捉えている。
     見方によれば叶を道具や駒のように扱っていると言えなくもないが、清一本人は「どっちにとってもそれが良いと思ったからそうした」し実際二人にとって良い結果になったのが性質が悪い。とはいえ身内として叶に対して愛情は持っており、出会った頃から自分の異質性を感じ取って警戒していることも興味深いと思っている。
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