まず水上のことを「自分で何とかなることに関して、人に頼ることはあまり得意ではない」と思っています。
例えば、スナイパーにしかできないとき、アタッカーにしかできないとき、
自分が状況把握に努めているときに今特攻すべきだと判断されたときなど、誰かに頼んだ方がいいと感じれば、
すぐにそのように対応する人だと思います。
しかしながら、自分がやっても相手に頼んでも然程変わらないことは、自分でやろうとするんじゃないでしょうか。(そして多分できちゃう)
次男ですけどあまり人を頼ったり甘えたりしなさそうで、甘やかされてもそんなに嬉しくないと思っていて、
水上のことを何となく分かっているであろう隊長が、「甘えてもええんやで~」ってストレートに言うかなあと思ったのです。
水上がものすごく賢いことを隊長はよく分かっていて、
端からみたら疲れそうな生き方をしている水上を少し柔らかくしたいと思っても、
そう簡単にぶれないことを分かっている。そう簡単に甘えない。
きっと今の水上にとってはその方が楽だし、それで今まで何とかなってきている。
ただ、まだ人生は凄く長くて、自分じゃどうしようもなくなってしまうことになったとき、
誰かを頼らなければならなくなったり甘えないとやってられなくなったとき、
甘えられない水上にとって「甘えること=恥」であり続ければ、水上は非常にしんどいんじゃないかと思います。
今、生駒達人が隊長としてやれることは、「力を抜くことは悪いことじゃない」ということと、
隊にいるうちは水上のそばにいるということをしっかり伝えることです。
甘えてもいいということは、オブラート何重にもして包んで。水上を嫌な気分にさせないように。
水上はものすごく賢くて、この行動に「何の意味があるのか」と考える節がある。そして先手を考える。
それを逆手にとって、このひなたぼっこに何かしらの意味があったのだと思わせておけば、
今のことをずっと覚えていてくれるだろうし、何かあったときに「あれはそういうときのことを考えて…」と後で気付いてもらえる。
めっちゃ懐深い隊長だなと思っているので、それぐらいのことをしてくれるんじゃないかと思ってます。