ウソゴク最終回についてのグダグダしたやつ私はウソゴク最終回に後悔がある。
10年以上に渡る連載の着地に嬉しいよりも寂しいのほうが断然に上回ってしまったことを閉じ込めてしまった事だ。
当時、長く描くことがなかった二次絵を急にまた描き出し、友人に無理矢理押し付け読めと脅すような急転直下のハマり方をした作品の終わりに寂しい思いがないなんてことは無いとは思う。
でも、あの最終回への助走の短さ。この大きく広げた風呂敷をあと一話でどうやって終わらせる気だと不安になった117話。そして迎えた最終回の一通りを流し込んだ感。
ああ、番崎回と皆見回をどうても描きたかったんだな。だから最終章は2話でまとまってしまったんだ。コミックスに収める尺があるのだから仕方ないよね…と思ってしまった。(いや、日常回の締めを描いてくれた感謝はもちろんあります)
それに対して、私は、あまりにもお行儀よくしてしまった。それが後悔だ。
悲しいのに、寂しいのに、
ありがとう!!この先は読者それぞれに委ねられたようだぞ!!
みたいなことを呟いた。
そしてウソゴクの完結を毎年ひっそり祝おうと思ってカレンダーアプリの2021,8,12に記念日設定したりした
それから一ヶ月後の9/12、最終回だっていうのは、ウソだよ〜!!次号別冊100ページありますよー!!!の公式発表。
は?
は??
はぁ〜〜〜〜〜〜?????
嬉しさとヨシモトコノヤロ〜〜〜!!!のぐちゃぐちゃな気持ちでベシャベシャに泣いた。
そして真最終話
寂しさを変な方向に捻じ曲げていたことを全部曝け出されてしまった。
いい最終回だった!最高だよウソゴク!ゴク天フォーエバー!って言ってた一ヶ月前の言葉は全部嘘だったって暴かれた気分だった。
だって、見たかったものが全部真最終回につまっていたんだもの。
思い返せば嘘最終回で満足しようとしてた私は吉もと誠を侮っていたとしか言いようがない。細かい伏線、特別編で見せてくれるキャラの深みを見せてくれる吉もと誠の漫画あそこで終わるはずがなかったんだ。
週コロ再放送で写経を続けて来て細かい枠の隅まで見てきて、心からそう思う。
また、再放送という一週間ペースでふり返る事ができたこと、本当に有り難く思う。
写経しながら思うことは毎回これだった
「私、ウソゴクが、好きだ……」
だから、嘘最終回の写経は当時燻ぶらせてしまったものを焚き上げるつもりの部分もある。
後悔を笑い話にさせていただけたら幸いだとおもう。
きっとこれからカレンダーアプリで毎年8/12に嘘獄完結!と知らされる度にありがとうとコンンノヤローーーーの入混ざった気持ちになるのだと思うと未来が待ち遠しくもある。
ここまでお付き合い頂いてありがとうございます。最終回で会いましょう。
週コロ再放送の完結を前に記す たつの