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    ただのうさぎ

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    ただのうさぎ

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    ヤゼルの話してるんだが、とりあえず島田さんとシーズの話を聞いてくれ

    ヤゼルうちよそ独り言(ネタバレなし)シーズとヤゼルの話

    小林透のことを観測者俺は、緋田美琴と浅倉透を足して2で割って緑谷出久で包んだ生き物のようだと感じている(観測者が勝手にそう感じているだけなので、実際どうかは分からない)

    オタクくんは秀才と天才がこの先どういう関係性になるのかを考えた……
    考えた結果、”わからない”のだ、困ったのだ、ハム太郎なのだ
    仮に、知り合い以上にもっとお互いのプライベートに足を踏み入れる場合、一昼夜でほいほいどうにかなる関係かと言われると難しい気がする

    話は逸れるが、私は『3月のライオン』に登場する島田さんが大好きである。努力の人島田さんが恋愛について尋ねられた時のセリフ、「妄執です 幸せとかよりどうしても タイトルが欲しい…」「鳥に例えるならオレの羽って足で漕ぐヤツ… ぶっちゃけただの人力なんですよ」この話が好き、かなり。そして話を戻すと、秀才:浅海零一はこのレベルの努力をしているイメージでキャラを作っている。

    秀才と(おそらく)言われている彼は世間一般的に見れば頭一個抜けた才能を持っているかもしれない。だが彼にとってそれは些末なことで、浅海零一の目標は、憧れの小林透との同化である。(小林透自身がどう考えているかは別として)浅海零一からすれば、アーティスト小林透は他の人間にはどうやっても越えられない壁のその先にいる人にみえている。
    努力をしなければ小林透には決して追いつけない。努力をしていても小林透には追いつけない。だからといって、諦めようとすると小林透がどんどん遠くなる、小林透が遠のけば遠のくほど、この世界は味気の無いものになる。無味乾燥した世界は欲しくない。生きる意味は諦められない。
    あまりにも成功体験が無いので(浅海零一にとっての成功体験は小林透に近づくことなので)、浅海零一は手近な娯楽である酒に手を出しがちである。そしていつも、無駄な事に時間を使ったと後悔している。

    浅海零一は小林透の近くに居れば居るほど、小林透との違いをハッキリと自覚することになる。小林透との距離が近づけば近づくほど、違いは見つかっていく。それは浅海零一にとってすぐにでも修繕しないといけない問題点で、だがそんなの直せる訳もなく、浅海零一はゲロゲーロになってしまうのである。
    加えて、浅海零一は小林透と時間を共にしている時に基本的に創作活動に時間を割くことは出来ない。彼の創作スタイルは1人部屋に閉じこもって過去の音楽だの理論だのを研究して煮詰め、それを彼のスタイルで出力した結果生まれる。芸術(作詞)を持っているが、イメージとしてはこの瞬間作ると言うよりも、書き溜めていたものが上手く合致したかという感じである。作曲を入れていないのはそういう意図(今考えたけど)。なので、小林透と共に過ごす時間、浅海零一は我を忘れて喜んでいるが、創作活動は滞っているのである。これが浅海零一にとってマイナスか否かは見方にも寄るかもしれないが。

    ここまで考えて、少し前までの私だったら「ウーン、こいつは他人と関係性持つのムリこの話オワリ」となっていたと思うのだが、シーズの『not enough』を最近読み、その影響で考えが変わった。ちょっとシーズの話をさせてくれ。

    シーズ2人の関係性を本当にザックリ言うと緋田美琴は天才で七草にちかは秀才だ。いや、違うかも。便宜上今回はそういう事にさせてください。
    この2人、初期は「何でユニット組んでるんだ?」というレベルで何もかもが噛み合っていなかった。というか、ストーリー内でも、経験者実力派アイドルとちんちくりん女子高生が何でユニットなの?という反応を周囲のモブから受けていたので明らかに意図的ではあるのだが。ちんちくりん七草にちかも、美琴さんの隣に自分がいていいのだろうかと永遠に悩んでいた。寂シーズ、悲シーズだったのだ。

    だが『not enough』では(私はシーズのカードを集めきれていないので要所要所ストーリーを知らない状態のため、認識違いがあるかもしれないが)シーズの2人はお互いの足りないものを補う相手として描かれている。アイドルとしての確かな実力を持った緋田美琴がずっと何かが足りないと言われ続けていたもの、それを、ただ普通の高校生である七草にちかは持っていた。(具体的に何かと言われると言語化が難しいし、勘違いしているかもしれない。例えば、近所を流れている川に今日は変な鳴き声の鳥がいたという気づきだとか、いつもより美味しい料理が作れて嬉しかっただとか、ラップの節約のために短く使うのが日に日に上手くなってるだとか、個人を個人たらしめる要素のような、アイドルに直接関係は無い人間的な厚みのことを指しているのではと思う。今そんなこたどうでもいいんだよ。)七草にちかだからこそそれを持っていたし、緋田美琴は偶然それを持っていなかった。偶然、シーズ2人は噛み合ったのでは無いか、と。

    つまり結論何が言いたいかと言うと、ヤゼルうちよそに関しても、今この時点で何も噛み合わないから諦めた方がいいとか考えずに、2人がお互いを必要とする落とし所を見つけられたら、あるいは関係性が深まるのでは無いか、と思った次第です。可能性の話だけれども。
    そしてこの可能性は多分私一人の脳内では見つけることが難しいので、たくさんシナリオ回りたいねぇと思ったのでした。チャンチャン。
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