【幼き偶像は神をも動かす力有り】【幼き偶像は神をも動かす力有り】


■中身までちびっこ化してしまった呂布(9)、小次郎(11)、ジャック(13)
楽しい！面白い！誉められたら嬉しい！
つまらないのは嫌い！やりたくないことはしたくない！
鬼ごっこしたい！山で遊びたい！本読んだり勉強してたい！
好きにしたい！すぐ寝ちゃう！お歌きらい！

★呂布は暴れるし逃亡するし、基本的に言うことを聞かない。
お歌が一番嫌い。踊りは体を動かすからまあまあ好き。楽器は扱える。
黙ってれば可愛い。やればできる子だけど本人無自覚。
三人のなかで一番(身長も)ちっちゃい。暴れまくって突然寝る。たぶん５歳児くらいの行動。
陳宮、グリーズとよく一緒にいるが言うことを聞くのは五分五分。一度脱走したら誰にも止められない。
最近、雨上がりの日にトールって神様？と出逢ってから仲良くなった。
雷が手からでるのを見せてもらうのがお気に入り。それを餌に練習するようになる。手合わせもするようになった。楽しい。
笑うと可愛い。でもそれはトールだけが知ってる。

★小次郎はやりたくないことは「たはっ☆」でかわして、うまいことやらずに逃げちゃう。楽器が苦手。歌は好き。踊りはできる。
へらっとした可愛い系軟派男子に見えてたまにしれっとかっこいい少年顔をするので侮れない子(本人無自覚)。
雅楽が嫌でさぼって釣りをしに行ったら海の神様に見つかりめっちゃ怒られた上に回収されて練習部屋に送り返された。(でもまた懲りずにさぼって海に行く小次郎くん。)
ポセイドンを友達扱いしており、冷たい目で雑魚だのボウフラだの言われて余に近づくなと怒られても気にしない。
性懲りもなくにこにこ近づいてくると未だに雑魚雑魚言うけどポセイドンも小次郎くんとの交流は吝かではなくなってきている模様。その内練習を見に行ってやらんこともないらしい。
ポセイドンが見に来てくれると知った小次郎くんはそれが楽しみで一人でも練習したり、お稽古のさぼりもあまりしなくなった。
小次郎くんのお歌に下手くそめとか言っておきながら一人の時に課題曲を口笛や鼻歌やつい口ずさんでしまうくらいにはよく一緒にいるようになったのでポセイドン様は海に来なくなったことがちょっと寂しいのもあって会いに行く(余の邪魔をしておいてふざけた出来なら殺すと言い訳をしながら練習を見に行く。)

★ジャックは大人が求めてくれる期待に応えようと思うもののたまに大人に対して陰があり、相手が信頼に値するか試すような事をしたり自虐的な言葉を発する。なので、三人の中だと呂布がそれを嫌い、小次郎が仲裁に入る。でも真っ直ぐ向かってくる呂布や小次郎のことは好ましく思っている。
元々インドア派なのでほんとはやりたくない。踊りが苦手。楽器が得意。歌は歌える。
笑顔が天使。オッドアイの能力は使えるけど変神・変人ばかりで使う場面がないので安心。
問答無用で関わってくる上に誰にでも特大スマイルのヘラクレスさんとどう接したらいいか分からず距離をとっていた。
根っからのいい神様なんだと信用できてからは照れながらも優しさを素直に受け取ったり頼ったり相談をしたりするようになる。

★神様の戯れのはずが、ガチンコのアイドルプロデュース合戦になってて誰が専属Pになるかで揉めている。特にギリシャ(ゼウスP)と北欧(ブリュンヒルデP)が揉めてる。
仕方ないので喧しい神々をこの件に全く興味がないけど仕事のできるカリスマ上司オーディン様が総合P、踊りはシヴァ、歌はロキ、楽器はヘルメス。(歌はポセイドンも教えられるけど雑魚どもの前で絶対に歌いたくないし教えたくもないのでやらない。)で落ち着く。

★お子様三人はギリシャ側と北欧側の２曲をやらねばならずとても嫌がっている。(特に呂布)

★のちに、トールが呂布と仲良くしてることを知ったオーディン総合Pが息子に肩入れし始めて均衡が崩れ始める。
更にのち、ヘラクレスとジャックが仲良くしてることを知ったゼウスPがゴリ押しギリシャ推しの圧力をかけはじめる。
その後、我関せずだったポセイドンが小次郎を気にしている？という噂に尾ひれ背ヒレがつき小次郎がユニットを辞めて海に行ってしまうという話になって広まり、ポセイドンが邪魔しようとしてると噂が飛び交いごちゃごちゃに。

★結局、アイドルプロデュースごっこは神様同士のくっだらないケンカでお開きに。
でもこどもたちのお遊戯会は新しい「友達」に披露することで楽しい時間になったようである。

おわり。