心病難伊 - 03 -那是伊得第一次看見店長的女友。

那是一位非常年輕的女性，光鮮亮麗、打扮得很年輕，可是眼角的紋路還是沒藏住她真實的年齡。女士姓王，出身優渥，二十歲時生了阿正後跟前任分手，一個人把阿正養大。

「你好，謝謝你幫忙照顧阿正。」伊得原本以為把阿正養到生病的人一定是一位非常糟糕的女性，至起碼在同事的八卦嘴裡聽回來的是，這位女士輾轉換了非常多位男伴，店長是一直默默守候到年初正式向王女士告白，這才交往的。

可是對方無論談吐還是行為，都非常的盡責，看得出來阿正是喜歡媽媽的，只是總是帶著一種惶恐，容易使人誤會王女士對阿正不好。

「王女士……阿正不能吃芒果。」伊得按住了女人給阿正叉芒果的手，阿正對芒果過敏，上次吃一小口就發癢紅腫疼得直哭，伊得皺著眉也沒管禮不禮貌，直接把那隻叉著芒果的塑料叉子搶走了。

「………なあ、なんで8年ぶりに会えたのにそんな離れんだよ」

そういって、口を尖らせながら身を寄せてくる彼の姿には、数年前に会ったこどもの面影が確かにあった。


________________________________________



山、森、畑。そこには聳え立つ高いビルも無ければ、排気ガスをまき散らしながら忙しなく交差する車の群生も無い。
深い緑に囲まれた、いわゆる典型的な田舎の情景が広がる____そんな辺鄙な村に、オットーは数年ぶりに足を運んでいた。
1年も経たずに入れ替わる様な都会の背景と相反するように、8年経っても変わらない村の風景。
かつて、オットーがたまたま道を尋ねるために話しかけた子ども_____その子が案内してくれた場所を巡りながら、オットーは当時のことを思い出す。